そのデータ入力の業務は3か月の業務でした。
クレジットカードの新規登録者の入力で、
とにかく秒単位で、スピーディーに正確に入力しなくてはいけない仕事でした。
ていねいに確認しながら入力したいというスタッフはいなくなっていきました。
「とにかく、早く!早く!」
という雰囲気に耐えられなく、またついていけなかったのだと思います。
複数の派遣会社が入っていて、それぞれ待遇が違うということで、ほかのスタッフとはあまり話さないようにと言われていました。
入ったころは残業も多かったですが、私は1~2時間の残業しかしないようにしていました。
スピードランキング、ミスが多いランキングが名前入りで毎日発表されました。
とにかくパソコン画面を見ながら打ち続けているので、背中と腰が痛くなりました。
今でも腰が痛くなることがありますが、この仕事が腰痛のきっかけになったと思います。
1か月目、2か月目は毎日残業を頼まれるような忙しさでしたが、
3か月目には、急に仕事量が減り、スタッフは仕事が回ってくるのを待機しているような状態になりました。
それでもこのクライアントさんは、きちんと契約した月までは雇ってくれていたので、良心的だったと思います。
契約があったら、最後まで雇うのは当たり前という気もしますが、それが当たり前ではないことも経験してきたので、良心的だったなと思ってしまうのです。
3か月の契約を終え、また次の仕事に就くことになりました。