幼稚園に通う頃、友達も習っていた影響で、ピアノを習い始めました。
私は将来の夢を聞かれると、
「ピアノの先生!」
と答えるようになりました。
本当になりたかったとは言い難いです。
そう答えていれば、親が喜ぶから、という子供心からの将来の夢です。
当時通っていた教室のピアノの先生は優しくて、
自分がまだ弾けない好きな曲を、
「先生、弾いてー」
とリクエストしていました。
優しい先生は弾いてくださって、それをうっとり聴いていました。
どうやら私は、自分が弾くより上手な人が弾くのを聴いている方が好きだったらしいです。
「ちゃんと練習しないとお母さんに言いつけるわよ!」
と注意されても、
「言いつければいいじゃーん」
と返すような、かわいげのない(笑)子供でした。
優しい先生が言いつけたりなんてしないこと、わかっていたんです。(子供はわかっているものなんです)
楽譜を読むのが苦手な私でしたが、
好きな曲となると、言われなくても自主的に練習して、あっという間に暗譜しました。
「この曲はよく練習してきたね」
「この曲は好きなんだもん」
そう、私は好きなものは苦も無くできる子供でした。
反対に興味がないものをやるのは苦痛。
それと私は子供ながらに作詞作曲をしていました。
歌詞は……、大切にしていたぬいぐるみから生まれたものでしたが、
自由に曲と歌詞を作ることは楽しかったです。
ピアノは中学生活3年間は部活動で忙しくお休みしましたが、
その後高校3年生の時まで続けました。
結構長くレッスンに通っていた割には、何故か下手です。
弾いてみたい曲もあったのですが、そのレベルまでは行きませんでした。
途中から練習に力が入らなくなってきてしまったこともあり。。
ピアノのレッスンを中断していた中学生の時には、
英語を活かした仕事がしたいという夢が生まれてきました。
英語詞を歌うアーティストの影響です。
英語を学ぶことに何の苦も感じませんでした。
むしろ楽しかったです。
ゆくゆくは英語を活かして通訳とかできたらいいなあ、なんて思ってもいました。
語学を得意科目としながら、高校に進学。
そしてピアノのレッスンを再開しますが、高校生活を送るうち、かなりしっかりとした将来の夢を持つようになります。