幼稚園に通っていた頃、
「将来の夢」を聞かれたそうです。
”聞かれたそうです”
というのは、聞かれた記憶はないのですが、
先生たちが園児一人一人に聞き、返ってきた将来の夢を冊子にして親(保護者)に配ったのです。
私の夢の欄には「だんまり」とあったそうです。
つまり、何も答えなかったということらしいです。
「なんで何も答えなかったの!」
と叱られたのを覚えています。
聞かれた記憶も定かではなかったので、きょとんとするばかりだったと思うのですが、
考えてみると、当時、将来の夢はなかったと思います。
夢がなかったというより、
「自分が大人になる」
というイメージが描けなかったのだと思います。
そんな子供は私だけでしょうか。
とにもかくにも、そんな子供だった私は成長するにつれ、将来の夢を持つようになっていきます。