「運も実力」のうちといいますが、
せっかく2社から声をかけて頂いたにも関わらず、
モノカキデビューを果たすことはできませんでした。
当時の私には、運をつかみ取る実力がなかったのでしょう。
私は創作活動をしながら、最初の予定通り、アルバイトを始めました。
2,3つのアルバイトを変わりましたが、
居心地のいいバイト先を見つけ、そこで落ち着いてバイト生活を始めました。
何もできずにいるよりは、働くという生産的なことは基本的には好きなので、
居心地のいいバイト先で、楽しく働いていました。
もちろん「モノカキになりたい」という夢は忘れていませんでした。
そこの職場で「めくり絵コンクール」が開催され、
そのサンプル作りがあり、絵を描いていた私のサンプル作品は好評で嬉しかったです。
たしか1年以上はそこでバイトを続けていましたが、
私がいたセクションがなくなることになってしまいました。
すると、よく顔を合わせていた系列会社の部長が、
「ここがなくなるなら、ウチに来ないか」
と声をかけてくださいました。
その後の行き場もなかったので、その話を受けることにしました。
また正社員として働くことになったのです。
職種は映像の編集作業でした。
手に職をつけることがしたいと思っていたので、チャンスかもしれないと思いました。