自分にできる、自分だからこそできることがあるはずだと思ってきました。
ですが、なにをやってもダメな中で、
「自分を必要としてくれるモノも場所も人もなにもない」
と、ネガティブになりながら、あがいていました。
資本金がかからないことがしたいと思っていました。
まず仕入れありきみたいな仕事は危険と思ったからです。
まさに占い師というのは、自分とカードと平らなスペースがあればいいという仕事でした。
そして、「伝える」ということをしていきたいと思っている私ですが、
占い師は、自分が思うことを伝えるわけではないですが、
カードに示されるメッセージを伝えるという意味で、伝える仕事です。
お金をとってやる前に、友人知人数人に、
「無料で占ってもいい?」
と練習をさせてもらいました。
中には、「(当たっていたから)ぞっとした」と言ってくれる人もいました。
あとは密かにネット上で無料占いをしてみました。
お互い、まったく面識がなく、情報も少ない状況での占いでしたが、
その恋愛が実は不倫であるというのが見事に出ていたときには、
自分でも驚きました。
そして、いよいよお金をとる、プロとしての占い師デビューをすることになります。