自由に自分らしく生きていく

緊急入院を経てやっと自分らしく生きられるようになりました。体験からの学びをシェアすることが、少しでも生き苦しさから放たれ、自由に自分らしく生きていくことのお役にたてたら幸いです。☆寝たきりから回復中ライター・校閲、心理カウンセラー、ムビラ弾き♪

自費出版する

本作り計画(2)

投稿日:2017年5月3日

前回の、神社でおみくじを引いた翌日、
私は某出版社に、話を聞きに行きます。
引き続き、当時の記録をそのまま転載します。

**********

(2005年4月4日)

自分が書いた小説を「本」という形にしてみようと思った。

小説というのは、読んでもらうことで、その役目を果たすことになるわけで、
いくら書いたところで、原稿のままでは多くの人に読んでもらうことは出来ないと思ったからだ。

自分が書いたものが読み手に喜んでもらえるのか不安もあったけれど、とにかくやってみなくてはわからない。

一応、私が知っている出版の形式というのは3つ。
「企画出版」
「自費出版」
「共同(協力)出版」

「企画出版」というのは、書店に並んでいるような本の出版形式。
つまり作家が書いたものを出版社が本にして販売する。
作家は原稿料や印税をもらえる。

「自費出版」というのは、趣味で出すような本の出版形式。
書店で販売するように出来ないことはないらしいですが、基本的には自分で書いて自分で出版代を払い、出来た本は知り合いなどに配られることが多い。

「共同(協力)出版」
この出版形式を私は最近知ったのですが、
これは出版代を書いた人が負担し、宣伝などは出版社がしてくれる。
一応、本屋さんに並べられる。
(しかし素人が出した本ゆえ、どこの本屋さんでも置いてあるというわけではない)
とりあえず、この「共同出版」で本を作った場合、いくらかかるのか見積もりをしてもらうことにした。

某出版社に訪ねていくと、担当者が「共同出版」についての説明と、見積もり(企画書)を見せてくれた。

見積もりは2パターン。
「文庫本サイズ」の本にした場合と、ちょっと大き目の「ハードカバー」の本にした場合。
部数はどちらも500部。

うち50部は書いた人(つまり私)のところに送られてくる。
印税は最初の500部については入らず、500部が完売して増版になったらそこから入るようになる。

チラシなども作ってくれる。

そして気になるお値段は・・・・
文庫本サイズの場合、100万円強。
ハードカバーの場合は、200万円弱。

思いがけない高さに、(ビンボー人の私は)「ひ~え~」である。(~0~)

「どうせ作るのならハードカバーで豪華に」
と思う方が多いのかもしれませんが、私は冷めているので、
「好きな作家の本だって、なるべく文庫本になってから買おうって思うのに、素人が書いたハードカバーの本が売れるわけないですよ」
と言い放つ。

そんなわけで、まずハードカバーの企画はボツ。

しかし文庫本サイズにしても、100万円強は高いでしょ~。
それによほど話題にでもならない限り、素人が書いたものが500部なんて売れるわけない。

ただでさえ本が売れない時代なんですよ?
活字離れがすすんでいる現代なんですよ?
しかも定価が600円なんて高く設定されていて、余計買う人がいるわけない。
もっと安く出来ないのかと聞くと、定価は決まっているので無理だという。

「本になったら売れると思いますよ~」
なんて、出版社の人は言っていたけれど、そんな甘い言葉にノセられる私ではないのであった。

**********

つづく。

 

更新報告はtwitterから!フォローお願いします!




この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

-自費出版する
-, , , ,

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

本作り計画(10)

続きです。 ********** (2005年5月21日) 「初校が出来ました」 との連絡がきました。 思いのほか早かったので驚きましたが(10日くらいかかると言われていたので)、 初校を受け取りに出 …

本作り計画(7)

続きです。 ********** (2005年5月7日) さて、次の問題。 普段はあまり気にしていないと思いますが、書店で売られている本にはバーコードが2つついています。 日本図書コードと書籍コード。 …

本作り計画(14)

続きです。 出来上がり直前編です。 ************ (2005年6月30日) たぶん出来上がり直前になっているかと思われますが(まだ確信がもてない;)、 一通りやってきて、思うこといろいろで …

本作り計画(5)

続きです。 当時の記録にちょっと加筆訂正。 *********** (2005年4月20日) 手作り感を出すために「落書き風イラスト」をいくつか入れようと思ったけれど、 1点につき1000円ということ …

本作り計画(8)

つづきです。 ********** (2005年5月11日) もうひとつ確認しなければいけないことがありました。 物語の中に、サッカーが好きな登場人物がいるのです。 その登場人物自体にモデルがいるわけ …



スポンサーリンク

シングルマザーと、登校拒否の高校生男子と、自称「うまく生きてる」あたしの物語。
「そんな夜の、とっておき」

https://amzn.to/4aJxV8L

そんな夜の、とっておき

そんな夜の、とっておき

樫村茉莉
250円(12/13 16:16時点)
発売日: 2018/02/27
Amazonの情報を掲載しています

人気記事

管理人:mari(@Ruca_moon)
ライター、校閲、メンタル心理カウンセラー、ムビラ弾き♪ ライフワークは「伝えること」、チームで「自分らしさ」をテーマに発信したい☆
クラウドワークスID:wind888

もっと活動内容がわかるプロフィール



スポンサーリンク