続きです。
当時の記録にちょっと加筆訂正。
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(2005年4月20日)
手作り感を出すために「落書き風イラスト」をいくつか入れようと思ったけれど、
1点につき1000円ということで、やめることにする。
1000円に値するほどのイラストではなかったので。
表紙カバーはフルカラーにすると1色刷りより8万円高くなると聞いて、1色刷りにすることにした。
1色といっても濃淡はつけられるので、それなりにいい感じになるかなって。
校正もプロに頼むと高いので(確か8万円?)、自分でやることにする。
「校正、頼んでも完璧じゃないですからね」
とのアドバイスもあったので。
とにかく、なるべく自分の力で、余分な費用はかけないようにしている私なのであった。
出版社にワードで作った原稿をメールに添付して送る。
ところがいきなり問題が!
私はワードで原稿を作る際に1行ずつ改行を入れていたので、その改行がジャマになってファイルをテキストに変換するとおかしなレイアウトになってしまうと言う。
不必要な改行マークを全てとりはずし、再送。(これが中々大変だった)
送った原稿は最初400字詰め原稿用紙だと164、5枚だった。
これを実際の本のレイアウトにした場合、何ページになるかを出してもらった。
私は原稿用紙の設定の場合よりページ数は減るだろうなと予想していた。
大体100ページくらいになるかな?とか。
共同出版で見積もりを出してもらった時には124ページということで見積もりされていたので、多くてもそのくらいかなと思っていた。
ところが、
「39字×15行でレイアウトした結果、160ページになりました」
との返事が!
えー!? 原稿用紙の場合と5ページしか違わないの?
予想外だった。
ページ数が多くなれば、それだけ費用も高くなる。
何冊か他の文庫本を見て、それぞれのレイアウトを見比べ、
「39字(または40字)×16行のレイアウトにしてください」
と伝える。
すると大分ページ数が少なくなり、本文は135ページでおさめられそうだと連絡がきた。
その他もろもろ入ると、全体的には160ページくらいになってしまうらしいのですが。
私が指定したレイアウト(39字×16行)で打ち出されたレイアウト見本が数ページ分送られてくる。
レイアウト見本とは、実際の本文を指定したレイアウトで打ち出してもらい、それを目でみて確認するためのもの。
レイアウト見本を見たら、どうも行間が詰まっているように見えた。
そこで、
「もう少し行間をあけるようにできますか?」
と依頼。
その他、細かいことを指定してみたり、質問してみたりする。
担当者の人は親切なかたで、丁寧に応対してくれた。
そこで初めて気づいたことがあった。
「あ! 話の中に商品名が出てしまっている!」
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つづく。
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