A社にしぼって、編集さんの指導のもと、創作を続けていた私ですが、
その後、具体的な出版の話は全然進みませんでした。
どうなっているんだろう?
疑問を編集さんにぶつけてみても、明確なこたえはなく、
調子よく、かわされているという感じでした。
そのうち、私の作品も入れてくれると言っていた、
新しい小説のシリーズが出版されました。
私の作品はその中にはありませんでした。
でも、出版するって言ってくれてるのだから。
不安になりながらも、創作を続けていましたが、
訪れました、不安的中の瞬間が。
A社の編集さんから電話がありました。
「担当を変わることになりました」
引き継ぎも何もなく、その人はいなくなりました。
私からA社に電話したこともあります。
その人は確かにA社の人でした。
でも疑うべきだったのは、
いつも打ち合わせが、家の最寄駅の喫茶店でした。
出版社に呼ばれたことがなかったのです。
もちろん契約書も何もありません。
その編集部の他の編集者と話をする機会がありました。
「一体、どういうことだったんですか?」
と聞いても、理解できる内容の言葉はなく、
この件は、今もずっと、わけがわからないままです。
その編集の人は、確かに社員だったのだろうけれど、
出版の権限なんてもっていない人だった、
ようするに、話も全部嘘だったってことなのでしょう。
そんなことをしていた意味がわかりませんが、
A社での出版の話は、そこで消えました。
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