人生初、電子書籍のセルフ出版(個人出版)に成功しましたー!
そんな夜の、とっておき
(クリックでAmazonに飛びます)
以前、紙の本の自費出版をしたことがありますが、それに比べてめちゃくちゃ簡単でした!
しかも無料で実現しましたー!\(^o^)/
その手順を簡単ですが、紹介します。
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目次
ずっと電子書籍の出版には興味があった
実はずっと、
「電子書籍を出してみたいなあ」
と思っていました。
でも難しそう、費用もかかるに違いない、と思い、調べるところまでいっていませんでした。
今回、電子書籍について調べる機会があり、
「電子書籍を出してみたい」
という気持ちが呼び起こされ、詳しく調べてみたところ、案外簡単にできそう?ということがわかりました。
そもそも以前、自費出版をしようと思ったのだって、
「こうなったら、自分が出版社になるくらいの気持ちでいくんだー!」
と意気込んだからというのがありました。
時代が変わり、自分の作品を自分だけの力で出版できるようになったらしい、「セルフ出版(セルフ・パブリッシング、個人出版)」という響きに、とても惹かれました。
なにを出版するのか?
調べたところ、電子書籍をセルフ出版している人はたくさんいるようです。
目的もさまざま。多い理由は次の2つでしょうか。
- 作品を出版したい
- 仕事の宣伝
自分の「作品」というのは、漫画だったり写真だったり文章だったり。内容も多彩。
「仕事の宣伝」というのは、事業の代表者が自社の仕事をアピールするために出版するという形なのだと思われます。
電子書籍で一番人気があるのは、ビジネス書らしいです。あと漫画も人気があるかも。
私が出したいと思っていた「創作小説」は、売れなさそう……、な予感です^^;
それでも小説の出版がしたい!
売れないかもしれなくても、やはり私が出したいのは「創作小説」です。
最初は、読みやすい短編集を考えました。
しかし今回、出版したのは36,000文字ほどの中編小説です。原稿用紙でいうと100枚程度。
調べてみたところ、どうやら「無料で出版できる」ということがわかったので、「やらない手はないでしょー」と思いました。
忙しくて、なかなか手を付けられなかったのですが、2月末日、時間が空いたので取り掛かることに。
Kindleの電子書籍はスマホからもPCからも読める!
電子書籍出版ができるのはAmazonのKindleだけではありません。
でも初めての電子書籍出版はKindleにしようと思いました。
電子書籍派ではない私ですら知っているくらいKindleは有名。
つまり市場も大きくKindle派の人も多いのだろうし、もしかしたら私の作品が、Kindleだからこそ誰かのもとに届く可能性が高いかも、と考えたからです。
しかも電子書籍派ではない私は知らなかったのですが、Kindleは専用タブレットがなければ読めないわけではないのです。
スマホでもiPhoneでも、パソコンですら読めるとのこと!(ここ、重要!)
ただし無料のアプリをインストールする必要はあります。それぞれの端末で「Kindle」で検索。amazonが出しているアプリです。
パソコンの場合はコチラからダウンロード。どちらも無料です。
専用タブレットでなくても読めるならAmazonのKindleにしよう、今まで買い物するだけだったけれど、Amazonなら会員登録もしてあるし!と思いました。
電子書籍出版手順
Amazon Kindleから出版するためには、まずコチラへ↓
「Kindle Direct Publishing(KDP)」https://kdp.amazon.co.jp/ja_JP/
「今すぐ出版」から「出版の手順」に飛びます。https://kdp.amazon.co.jp/ja_JP/help/topic/G200635650
「電子書籍を出版」をクリック。https://kdp.amazon.co.jp/ja_JP/help/topic/G200635650#publish_ebook
揃えるものや手順が出てきます。
私の場合、文字だけの小説なので、基本的に揃えるものは、「原稿本文」「表紙」だけでした。
あと気にしなくてはいけないのは、原稿と表紙のファイル形式。
私は最初、原稿はwordで、表紙はjpgで用意しました。
表紙はサイズも重要です。大きすぎても小さすぎてもダメで、
画像の寸法は 1,000 x 625 ピクセル以上、画像の最大の寸法は 10,000 x 10,000 ピクセル。サイズは50 MB 未満。
ちなみに理想的な寸法は「2,560 x 1,600 ピクセル」です。
簡単に出版できると宣言しましたが、一番、時間がかかるのは「原稿の執筆」です。
次に「表紙の作成」。
原稿は、例えばブログ記事などをまとめて出版する人も多いようです。
まとめるだけとはいっても、並べ替えたり、段落を入れたり、編集にそれなりの時間かかりますよね。
私の場合は、すっかり書き終えて自分のブログに掲載していた小説だったので、新たに手を入れるところはありませんでした。これが超簡単だった大きな理由のひとつ。
表紙のデザインも大切です。やはり、それなりに目を引くものではないと……。
でも結構、自分で作ってしまう人が多いようです。フリーのペイントソフトでも、要するに、ものすごく凝ったものでなくても、内容がおもしろそうだったら惹かれる人はいるということ。
内容がなんなのかわからないより、しっかりわかるような表紙が良い。
しかし私の場合、ビジネス系とは違うので「これを読んだら××がわかる!」みたいなインパクトがある表紙デザインは難しそうな気がしました……。
でも手書きと、パソコンソフトのイラストレーター使って、自分で作りましたよー^^
「そんな夜の、とっておき」樫村茉莉
デザインも絵も自分ではやりたくない!という人は、無料で使える素材を利用するという方法もあります。また、クラウドソーシングなどを使って、絵を描いてくれる人を募集するのも良いかも。
クラウドソーシングなら、ココナラなどで検索をしてみると良い絵描きさんに出会えるかもしれません。
「原稿」のファイル形式であたふた
今回の場合、「小説」なので、縦書きが良いだろうと考えました。
もともとwordで作った原稿があり、Kindleでアップロードできる形式にwordファイルがあったので、最初、そのままアップロードしました。
もちろん、原稿の内容チェックはしたのですが、プレビュー表示がよくわからなくて、
「まあ、大丈夫だろう」
とアップロードしました。
原稿と表紙のアップロードだけではなく、登録作業もあるのですが、元々Amazonは会員だったので、登録は簡単でした。
あらためて、名前や住所や電話番号などを入力、銀行の振込口座も入力(売上があった場合の振込先)、規約が出てくるので同意するなど、それほど難しいところはありません。
本が売れたときのロイヤリティを選ぶところがあります。
- 35%
- 70%
いくつかの体験談を参考にしたところ、70%がおススメとのことです。「他で販売しない」というような縛りはあるのですが、フツ―に電子書籍出版をするのなら、売れたら70%もらえたほうがいいですよね。
いや、しかし、70%って大きい。
紙の本の印税が10%くらいと言われているので、電子書籍すごいとしか言葉がないです。
しかも全部自分で作業すれば、元手もかからないわけですから……、金銭的なマイナスはありません。
料金の設定も自分でできます。最低金額と最高金額は決められていますが。
しかし、やはり落とし穴が!!
文字だけの小説なので、レイアウトもそれほど気にする必要はないし、ラクチンと思っていましたが、思わぬ落とし穴が!
全部、アップロードして、あとは許可が出て公開されるだけと思いながら、ファイルをKindle表示にしてみました。(ここまできて、やっとプレビューの仕方がわかるあたり、大雑把すぎる…)
えっ!
縦書き設定でアップロードしたのですが、まず「!?」のところが、「!」と「?」が縦に並んで表示されているというおかしなことに!
むむー、やはりwordのファイル形式のままにせず、体験談にもよくある「EPUB形式」に変換したほうが良かったのかも……;
しかもルビ(ふりがな)部分もヘンテコな表示に……。
wordファイルをEPUBに変換する方法を探しました。
↓ココで変換するのが簡単でおススメ。ルビ(ふりがな)もきれいに変換されました。https://romancer.voyager.co.jp/
無料で変換できるのは1ヶ月で50MB までですが、たくさん使わなければ無料の範囲で大丈夫かと思われます。
ところがさらに、落とし穴が!!
縦書き表示だと、なんだか、なにかとちょっとおかしな表示になってしまうのです。
端末によって違うのかもしれないですが、少なくともプレビュー画面をチェックした限りでは。ズレているというか、きれいに文字が並んでいないような……。
「横書きにしよう!」と方向転換することを決意。
横書きにしてEPUBに変換。まあ、大体、良い感じ。
そうこうしているうちに、早くもAmazonの審査を通ったらしく、「販売が開始された」というメールが届きました。
販売開始後の変更も簡単
Kindleは販売開始後の修正や変更も簡単にできます。
変更した原稿を、あらためてアップするだけ。しかしその原稿についてまた審査が入るので、しばらく待つことになります。
その上、修正原稿アップ後、私はまた間違いを発見してしまいました……。
何故か、タイトルがすべて平仮名になっている……、何故……、何故タイトルを間違えているのか……ーー;
と、なんだかんだありましたが、手を付け始めたところから、2回修正をして、販売開始まで1日もかかりませんでした!
私の場合は原稿の確認、ファイル変換、表紙を描いて体裁整え、あとはアップ作業だけでしたが。
夢のひとつだった電子書籍出版が、こんなに手軽にできる時代になっていたなんて。
ということで、初めての電子書籍、よろしかったら読んでみてください~。
宣伝します!タイトル「そんな夜の、とっておき」
初電子書籍出版なので、宣伝させてください!
「そんな夜の、とっておき」樫村茉莉
無料ブログで閲覧もあまりされないまま、ずっと公開していたので、ブログを読んでくださった方には、既読作品になります。
タイトルに「夜」が入っていますが、アダルト系要素はまったくありません。
文芸作品とは言い難いのですが、ライトノベルと言い切ってしまうのも違うような……。
主人公は14歳の思春期ひねくれ系女子。
導入部分を紹介。
あたしは、私生児だ。
もっとわかりやすく言うと、ママだけがいてパパはいない。パパの顔すら知らない。
ママは、未婚の母だ。
「予定外の出来事だったのよ」
あたしの誕生について、ママは言う。
あたしは予定外に、この世に生まれてきた。そして予定外に生きている。今までも、今も生き続けている。かれこれもう十四年も、生きている。
簡単にスラスラ読めます。未成年が主人公なので子供でもわかる内容ですが、子供向けというわけでもないです。
不器用な登場人物たちが、必死に生きている物語です。
価格は250円、ほかの紙の本をAmazonで買うと無料で読めると思います。
読み物は読んでいただけることで初めて役目を果たします。1人でも多くの方に届くといいなあ。
よろしくお願いいたします<(_ _)>
※後日談
自分で自分の小説をレビューするという荒業にチャレンジしました!コチラ↓
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