A社の編集さんから、
「(創作の勉強として)映画をたくさん観るように」
とアドバイスされ、私は毎日3本くらいの映画をレンタルしてきて観ていました。
本が出版される日を心待ちにしながら、ふと、
自分は今、デビュー前の身なのに、2社両方からアドバイスを受けている状況なのはOKなのだろうか?
と思いました。
もしかして掛け持ちはダメなのでは?
なんというか、
別に契約したわけではないのだから、もう少し上手に世渡りできなかったのかなと、
後から考えると思えるのですが、
そのときは、そう思いこんでしまいました。
B社には最初からA社のことを打ち明けていたので了承済みだったのですが、
最初に声をかけて頂いて、出版が決まっていたのはA社だったので、
A社にもきちんと話さなくちゃと思ったのです。
そしてA社との打ち合わせの時に話をしたところ、
「それは困る。あなたはウチからデビューするんだから。B社は断ってください」
と言われてしまいました。
私はB社にその旨を、自分なりに丁寧に伝えました。
B社の編集さんは、
「わかりました。A社でデビューなさって、落ち着いた頃に、また声をかけますね」
というようなお返事を下さいました。
そのときは、
なんて心温かい対応を!本当にありがたい。
などと、おめでたく思ってしまったのですが、B社が気を悪くしないはずはありません。
おめでたい私は、そのことに気付きませんでした。
そして私はA社にしぼって、アドバイスを受けながら創作を続けました。
さて、その後、私はモノカキデビューできたのでしょうか。
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