有給休暇も残っていましたが、
現金で払うので、休みは取らないでほしいと言われていました。
11月いっぱいで終わるとはいっても、全員が同時に業務終了ではなく、
グループごとに、順番に業務終了になる、
つまりやっている業務ごとに終わる時期が1日ずつくらいズレていたんです。
私は最終セクションにいたので、業務終了も最後のほうでした。
グループごとに、いつまで業務があるかというシフトが決まっていたのですが、
例えば、水曜日までのシフトが決まっていても、火曜日に仕事に行くと、
「皆さんのお仕事は今日で終わりです、お疲れさまでした」
というアナウンスが行われるようになりました。
しかもアナウンスが行われるのはその日の夕方。
明日も仕事があると思って予定を入れていたのに、突然、今日で終わりと告げられる。
なくなった分の仕事の給料が払われるわけでもない。
それがグループごと、順々に行われていきました。
ひどい話だと思います。
そこでの業務終了後の仕事は紹介するという話だったのですが、
私と同時に異動してきたスタッフたちには、12月から元の職場に戻る話が来ていました。
元の職場に残っていた仲が良かったスタッフに、
「●日から、そっちの職場にまた行きます。会えますね!」
などとメールをしていたのですが、ある日、ランチをしている時、派遣会社から一通のメールがきました。
「来月からの業務ですが、延期になりました。×日からになります」
引き続き、あるはずの業務が2週間ほど延期になってしまったんです。
えっ!困る!
師走のかきいれ時に、半月も仕事がないなんて、困るよー!
メールには、
「支障がある方もいると思いますので、後ほどお一人お一人にコーディネーターから連絡をします」
とありました。
困るって伝えなくちゃ!と思っていたのですが、
メールがあったランチの午後の業務の時、初めて話をする面識がないコーディネーターから呼び出されました。
「一応、皆さんには11月で業務終了とお伝えしているのですが、実は少しここの業務が残るんです。それをしていただけないかと思いまして」
「やります」と私は答えました。
「その話は決定なんですか?」
と聞くと、
「いえ、まだ決定というわけではなくて、これから選考になります」
ということでした。
そして数日後、また呼び出され、
「あの話は他の方に決まってしまいました」
と言われたので、
「ところで、有給休暇が残っているんです。現金でもらえるという話があったのですが」
と聞いてみると、そのコーディネーターが奥にいる上司?に確認しに行きました。
「そんなん、やれるわけないだろーが!」
という声が聞こえてきました。
コーディネーターが戻ってきて言いました。
「すみません、○○さん(私の名前)のケースは、現金で支給はないそうです」
––他の仕事を探そうと思いました。
なんていうか、もうこの環境は意味不明。
とにかく2週間、仕事がなくなるのは困るんだから、他の仕事を探そう。
結局、「お一人お一人にコーディネーターから連絡」というのは、私のところにはありませんでした。
他の人に決まった業務の話が、”連絡”だったのでしょうか。