派遣会社のコーディネーターから連絡がないまま、業務終了の日が近づいてきました。
仲良くしていた派遣スタッフたちは、先に終えて辞めていきました。
翌日で業務終了という日のランチの時間に、顔見知りの派遣スタッフに会いました。
「あっ、○○さん、まだいましたか!」
とお互いに言い合い、一緒にランチをしました。
「今日の夕方当たり、いきなり”今日で終わりです”って言われるんじゃないですかね~」
などと話をしていたのですが、予感的中。
午後3時か4時ごろ呼び出され、コーディネーターから「今日で業務終了」を告げられました。もちろん出勤予定になっていた翌日分の給料が支払われることもありません。
「ほんとに、こうなるんだねー」
同じセクションにいて、やはり終了を告げられた、私よりベテランの派遣スタッフが呆れたように言っていました。
そういえば書き忘れていましたが、異動になる前に、この業務のおおもとの会社が契約社員を募集していたので、応募して面接に行ったところ、採用になりました。
交通費も支給されるし、派遣スタッフよりは安定するかもと思ったのですが、私は通勤に便利な異動先の職場で派遣スタッフとして働き続けることを選びました。
この選択が間違っていたとは思いません。
そこの契約社員として働くことに、あまりいいイメージがわかなかったのです。自分から応募しておいてなんなんですが。
とにかくその職場での派遣業務はそんなふうに終わり、翌日、私は他の派遣会社の面談に向かいました。