ネットショップのお手伝いをしています。
ネットショップでは検索上位に出てくることが大切なのですが、
「検索1ページ目に出てくるのに、何故売れない!?」
ということになったのです。
上位に出てくるほかのメーカーの商品を見ると、ひとつのメーカーのレビュー数だけがやたらに多く、「このショップの一人勝ちなのでは?」と言ったところ、
「そこのは、ほとんどがやらせレビューだよ。中国メーカーで、アマゾンでも楽天でも大暴れしてる」
のだそう。
さて、では、そのやらせレビューに対抗するのにはどうしたらいいのでしょうね?というお話です。
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レビューのチカラ
私自身、口コミレビューを参考にすることが多いです。
ネットショップで買い物をするのなら、まず「商品名」で検索。
同じような商品がたくさん出てきたら、次はデザインや価格でしぼる。
同じ商品が同じ価格で出てきたら、レビューをチェック。
そして少しでも良いレビューが多いほうに決めます。
つまり、それくらいレビューは売上に影響を与えるっていうことです。
「日本一美味しいラーメン屋さん」の口コミレビュー
ネットショップとは離れますが、以前、某知人が、
「この前、日本一、美味しいラーメン屋さんに行ってきた!」
と言いました。
「日本一美味しいっていうことは、もしかして世界一美味しいんじゃないですか!?」
そのラーメン屋さんの名前を聞き、別の友達に話すと、
「ぜひ行こう! その日本一美味しいラーメン屋さんに!」
ということになりました。
行く前日、ネットで口コミを検索しました。
大体、以下のような感じ↓
- 美味しい
- 美味しい
- 美味しくなかった
- 美味しい
- 美味しくなかった・・・(続く)
評判は微妙だなあと感じました。
3人に1人くらいは「美味しくない」と言っている。
「でも、ラーメン屋さんは競合が多いから、ライバルの嫌がらせ口コミの可能性も」
などと思いながら、翌日ラーメン屋さんに行くと行列が。
「やっぱり人気店なんだ! 美味しいに違いない!」
私と友達は少し並んで入店、看板メニューを注文しました。
――が。
まさかの~~~~
お・い・し・く・・・・ない~~~~~!!
友達も眉間にしわを寄せながら食べていて、
「ごめん、全部食べ切れない」
と。
いえ、絶対的にまずいわけではないんです。
あの味が「好き」な人もいるんだと思うんです。
だけど「日本一美味しい」は……。
ラーメンほど、好みが分かれるものはありませんね。
口コミレビュー通りだったなあと思った一件でした。
やらせレビューの実態とは
やらせレビューはすぐわかるのだそう。
「一気に100くらいの”☆5つ”のレビューが並ぶとか、ありえないことが起こる。で、その中にホンモノっぽい”☆1つ”のレビューがあって、”皆さん、騙されないでください! ほかのレビューはやらせです!”とか書いているけれど、やらせレビューが多すぎて、かき消されている」
ネットショップ運営業者に訴えても、対策をしてくれない。
商品のクオリティは低いけれど、商品紹介ページデザインがきれいで、実際に買ってみるとひどい商品が送られてくるからびっくりするのだとか。
レビューを書いて、いくらもらえるとか、そんなバイト、やっている人いそうですよねえ……。
「その不正と戦うよりも、そこのショップの良いところから学ぶほうが賢い」
という意見があって。まあ、それもそう、確かにね……。
やらせレビュー対策を考えてみた!
ユーザー(お客様)がレビューを購入の参考にするのなら、やらせレビュー対策を考えなければなりません。
どうしたら?
●同じように、やらせでレビュー数を増やす
→いえいえ、違うでしょ
●やらせレビューが無くなるように訴え続ける
→それもいいけど、それだけなのは違うでしょ
不正なものに対して「それはダメ!」と訴えるのは良いと思うんです。見てみぬふりはいけないので。
しかし鬼の形相で、不正なものを責め続けているだけなのは、違うと思います。
まず、
「やらせレビューっていうものがあるから、気をつけて!」
注意喚起することは必要。
そしてもっと必要なのは、不正撲滅だけに関わっているのではなく、不正なものとは真反対の信頼できるサービスを提供し続けること。
「ここの商品は間違いない」
「対応も良い」
「これを買ってよかった」
とお客様に思っていただけること。
泥臭いようだけど、誠心誠意、誠実な高品質なサービスを提供し続ける。
お客様に商品(サービス)とともに「安心」を提供する。
不正撲滅を訴え続けてるのは、不正に加担しているような気もするんです。
そんなことに時間を使う必要はない。
安心できるサービスを提供し続ければ、お客様の関心は不正なものから離れ、
「あ! あっちにあんなに魅力的なものがある!」
と、誠実なサービスのほうに移ってきてくれるのではないでしょうか。
だって、みんな、安心したい、楽しく暮らしたいんですものね?
もちろんアピール方法、デザインの見せ方は工夫し続けなくてはいけないですけど。
これ、商品販売についてだけではなく、ほかのことにも共通していえることかなって思っています。
イヤな雰囲気のモノがあった場合、それと戦うことばかりしているのではなくて、雰囲気最高の場を別に作ってしまえば、人は楽しいほうに集まってくるのではないかなって。
そしてイヤな雰囲気のモノは自然消滅。
そう、居心地の良い「楽園作り」に取り組もう。高品質で誠実なサービスを提供し、それをアピールしていくのだ!
コツコツコツコツ、コツコツと。
そうしたらきっと嘘ではない、本当の☆5つがいただけるから。
流れを変える、意識を変える☆
ライター、タロット占い師、ムビラ弾き♪
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