自由に自分らしく生きていく

緊急入院を経てやっと自分らしく生きられるようになりました。体験からの学びをシェアすることが、少しでも生き苦しさから放たれ、自由に自分らしく生きていくことのお役にたてたら幸いです。☆寝たきりから回復中ライター・校閲、心理カウンセラー、ムビラ弾き♪

思うこと

脅してから優しくすると「いい人」だと思う心理はある?

投稿日:

相手を脅してから優しくすると、その人を「いい人だと思ってしまう」心理があるそうです。

実際に、その心理を使っている例もあります。

でも、「本当にそれで相手をいい人だと思う? 思わないんじゃない?」と感じています。

それどころか反感を持たれるだけなんじゃないかって。

”理不尽な脅し”だけではなくて、”正論の脅し”であっても、好感を持たれはしないのではないかと思うことについて綴ります。



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芸能界の「脅してから優しくする」

芸能界ネタ、しかも良くない例としてブログでとりあげることはあまりしたくないので、一部伏字にします。

 

脅してから優しくする方法を使っていたとされる、ある芸人さん。

新人や若手に対して、いきなり理不尽な脅しのようなことを言うのだそうです。「なめてんのか!」みたいな。

大先輩の怒号に驚いて、「なにか失礼なことをしてしまったのだろうか」と新人や若手がおそるおそる本人のところに謝りに行くと、今度はいきなり優しくするそうです。「気にすんな。実は気にかけてたんや」などと。

びくびくしていただけに、優しくされてホッとして、しかも大先輩から「気に入ってもらっている!」という想いで、心をつかまれるというんですね。

 

次に、一時期ブームになったある占い師さん。

テレビでは、タレントたちがきつい言葉で説教をされるという状況が放送されていました。

その後、「あなたのため」というような優しい言葉をかける展開になり、タレントたちが涙する場面が多かったと思います。

プライドがあるタレントたちは、カメラが回っているところで説教されることに怒りを感じることもあったでしょう。

でもバラエティ番組だからと、我慢していたことも多かったと想像します。

ある経営者の「恥をかかせてから優しくする」

「部下に注意するときには、人前ではしないようにする」

これは、部下に対するコミュニケーション術です。

失敗したからといって、人前で注意をして、部下に恥をかかせるようなことはしてはいけないということなんですね。

 

しかし、こういうことを知っていてワザとやっているのか、敢えて人前で部下を罵倒する経営者がいました。

得意先が来社しているとき、得意先の人が同席している場でやるんです。

以前、少しだけ勤めていた会社の経営者でしたが、私も、内容は忘れてしまいましたが、お客様が来ているときに、いきなり理不尽な指摘をされたことがあります。

後から、「君がどういう対応をするのかと思って」などと言われましたが、

びくびく → ホッとした → 相手をいい人だと思った

なんて心理状態には、まったくなりませんでした。

気持ち悪く、不愉快だっただけです。関わりたくないと思いました。

その会社では人の入れ替わりがとても激しく、私もすぐに辞めました。

正論での指摘は相手にダメージを与える

理不尽な脅しは良くないですが、正論での指摘こそ、相手にダメージを与えるということを忘れてはいけません。

例えば仕事上でミスをしてしまったとして、本人が、
「あちゃ~>< どうしよう!!」
と感じているタイミングで、
「ダメじゃないか!! どうすんだ! そもそも日頃から……」
などと指摘されたら、ぐさーっと来ますよね。

同僚が仕事をしているフロアで思いきり言われたらとしたら、プライドも傷つけられてしまう。

「ミスを犯してはいけない」、正論です。「ミスを犯したら周りにも迷惑をかけてしまう」、正論です。

だけど「ミスしちゃった! どうしよう!」の状態のときに、頭ごなしに、しかも人前で、
「仕事ができないダメなヤツ!」みたいな言われ方をされたら、正論だからこそ、ボロボロになりますよね。

その後にフォローしてもらったら、

「申し訳ございませんでした!」

「ありがとうございます!」

と言うでしょうけれど(というか、私なら言いますが)、人前で無能呼ばわりされた心の傷は癒えないですよ。

相手をいい人と思うどころか、距離を置きたくなります。

人前では指摘せず、本人にだけ注意を促し、その後フォローするのが、相手の心を尊重するということではないでしょうか。人前で指摘することに重要な意味があるのなら、話は別ですが。

脅してから優しくするのは有効ではないように思う

「脅してから優しくすると、相手をいい人だと思う」

この心理が通用した時代があるのでしょうか?

時代ではなくて、通用する環境があるのでしょうか?

絶対的な上下関係がある場では、通用するのかもしれません。

上の立場にいる尊敬されている人が、下々の立場の人にするのなら。

でも絶対的な上下関係がある場だけで通用することを、普通の人間関係の場に持ち込まれても……、なこともありますよね。

 

私が暮らしている環境では、脅してから優しくされても相手をいい人だとは思わない人が多いように感じています。もちろん、私自身も。

しかし、こういった心理状態があると知ってか知らずか、やっている場面に遭遇します。

周りは「ズバリ正論を言って、さすがですね!」「ご指摘いただき、ありがとうございます!」などというかもしれません。

でも、ホント~の本音ではないように思います。

だってたぶん、「脅してから優しくして、いい人だと思われたいんでしょ」って見破られているから。

気付かずに「脅してから優しくする」をやっていると、「いい人」だと思われるどころか浮いてしまい、好かれるどころか痛い人になる可能性があります。

 

人間関係はいろいろあるけれど、思い込みの激しい偏ったことをして、相手を嫌な気持ちにさせることは極力したくないものですね。私も無意識にやってしまわないように気を付けます。

 

流れを変える、意識を変える☆
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