ネットワークビジネスをやっている知り合いがいます。
勧誘されたこともあります。
でも、ネットワークビジネスをやりたいと思ったことはありません。
むしろ不信感を持っています。
今回は、ネットワークビジネスに関する体験談と、タイトル通り、ネットワークビジネスに不信感を抱いてしまう理由について綴ります。
スポンサーリンク
目次
最初の勧誘経験は学生時代
はじめてネットワークビジネス(というか、あれはネズミ講だったような気がするのですが)の勧誘を受けたのは、学生時代でした。
「アルバイト探してる~」
という私に、友人が声をかけてきました。
「だったら、良いアルバイト紹介するよ!」
どんなアルバイトかな?
私は期待しながら、もう1人の友人も誘い、2人で出かけていきました。
マンションの一室で
案内されたのは、マンションの一室。
そこには友人の仲間とか、先輩とか、何人かの人たちがいました。
「ここに参加できて、本当に良かった。人生が変わった」
友人は嬉々として、そこでの仲間と楽しそうに過ごしている写真などを見せてきました。
そして、鍋のセットの紹介を始めました。セット総額50万円の鍋。
その鍋セットがどれだけ素晴らしいのかを説明し始めたのですが、話を聞かされている私たちは学生。そんなお金があるわけありません。
鍋で調理したものを試食させられて、
「こんな素晴らしいものを紹介できて、しあわせ」
と悦に入っている友人を見ながら、「洗脳されているのか……」と感じてしまいました。
「お金ないから、鍋は買えない」
断ると、
「学生でもお金を貸してくれる金融会社があるから紹介する!」
えええ!? ちょっと待って! 借金をさせてまで買わせたい、それで自分がリベートもらうって、おかしすぎない? それで、良いことしてるって思ってる? おかしいよ、おかしいよね!?
数時間、話を聞かされ、私たち2人は解放されました。
もう一人の友人も、超不機嫌。
勧誘してきた友人は、ほかのクラスメイトにも同じようなことをしたらしく、みんなから避けられるようになりました。
別の友人は「泡風呂」の勧誘をされる
その経験を、別の友人に話しました。
しばらくして、その友人から連絡が。
「私も勧誘されちゃった! 逃げてきたよ!」
話を聞くと、学生時代に憧れていたクラスメイトから久しぶりに連絡があり、
「お茶でも飲まない?」
と誘われて、出ていったそうです。
ところが喫茶店に入り、話をしているうちに、
「実は、こういう仕事を始めたんだけど……」泡風呂のセールストークに。
「もっと詳しい先輩に代わる」
なんと喫茶店のお客さん全員が関係者!
たまたま同じ店にいると思っていた「もっと詳しい先輩」が同席し、長々とセールストークを聞かされ、泡風呂の展示場にまで案内され、やっと解放されたそうです。
私の鍋の件も、友人の泡風呂の件も、友人が同席しているため、冷たく突き放せない心理を利用しているのが怖い。
そして、勧誘している本人にまるで悪意がなく、それどころか「良いことをしている」と思い込んでいるところが怖い。
まるで怪しい宗教のようです。
時を経て、友人からネットワークビジネスの勧誘が!
そういった勧誘からは遠のいていた数年前、また別の友人から連絡がありました。
「実はネットワークビジネスを始めた」
その友人がまだ良心的だったのは、「勧誘のマニュアル通りにはしたくない」という気持ちがあったところです。
「こういうの嫌がられるってわかってる。マニュアル通りだと、要点は言わずにお茶とか食事をしようって誘って、そこで勧誘を始める」
しかし、それをされると嫌だよねっていうのがわかっているから、ネットワークビジネスに興味があるなら説明するけど、どう?
という感じでした。
もちろん興味はないので断りました。
その直後、別の知人から怪しい誘いが!
その件があってからすぐ後に、知り合いの知り合い、つまりそれほど親しいとはいえない知人(仮にAとしましょう)から、
「今度、お茶でも飲みませんか?」
とメールがきました。
少し前の友人の件があったので、ピンときたんですね。「これはマニュアル通りの勧誘なのでは?」って。
Aの知り合いにも相談してみましたが、Aがネットワークビジネスをやっていると聞いたことはないし、それほど親しい友人なわけでもないとのこと。
お茶の誘いが、占いの依頼でもあった(私は占い師もしている)ので、仕事だったら無下に断るわけにもいかないと思い、会うことに。
勧誘キターーーーーー!!
A自体は良い人なんです。
「占いやって欲しい先輩がいて」
と言いながら、先輩は都合がつかなかったらしく1人でやってきました。
そしてひとしきり占った後、
「実は、こういう活動をしていて……」
ネットワークビジネスといえばの社名、出てきたーーーーーー!!
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
ピンときてなかったら、ショックだったと思います。
でも「もしかして」と疑っていたので、むしろ「予想通りだった!」と、おかしくなってしまいました。
せっかくだから理由を聞いてみた
その活動がどれほど素晴らしいかを語るA。
勧誘にはのらない旨を伝えた後、せっかくの機会なので、聞いてみることにしました。「活動にハマったきっかけ」を。
まず、同郷の友人から「久しぶりに会おう」という誘いがあり、待ち合わせに行ってみたら、先輩だという知らない人と友人が2人でいた……。
えっと、ちょっと待ってください。
「久しぶりに会おうよ!」
と友人から連絡があり、行ってみたら知らない人と一緒だったら、「あれ?」って思いませんか?
――思わないらしいです。良い人なんですね……。
その後、部屋に連れて行かれ、活動内容の動画を見せられたそうです。
え?^^; ちょっと待ってください。久しぶりに会って楽しい時間を過ごすつもりが、なんか知らない活動内容をアピールする動画を見せられたら、ムッとしません?
――しないそうです。「素晴らしい活動内容だ!」と感動したそうです。
純粋で良い人ほど、ハマる可能性も
全員が純粋とはいえないかもしれませんが、純粋で良い人ほどハマってしまうんだなあと感じました。
そこが、なんとなく、怪しい宗教っぽいんですよね。
宗教が全部ダメとはいいません。
しかし、この、怪しい宗教っぽいところが、私がネットワークビジネスを苦手な理由なのだと思います。
最初に出てきた学生時代の友人については、
「たとえどんなに良いものであったって、学生である友人にお金借りることを斡旋するのはありえないでしょ!」
です。
友人に借金させて、自分がリベートもらいたいのか!
です。
良いものを紹介して宣伝料をもらうのは、世間でフツ―にビジネスとして行われていることです。
しかし、ネットワークビジネスの場合、しかしその心の在り方が嫌なんです。
良いものを紹介したいなら、フツ―に紹介すればいいんじゃないかな? 呼び出してから切り出すとかって手法を使わずに。
微妙な感覚なので理解していただけるかどうかはわからないですが、私が嫌なのは、マインドコントロールでもされているのではないかと思えるところですね。
流れを変える、意識を変える☆
書いて描いて弾いて占います。
複数ブログ運営中!更新報告はtwitterから!フォローお願いします!
Follow @Ruca_moon
スポンサーリンク