「え? そんなこと、言ったことあったっけ?」
「そんな前に言ったこと、まだ覚えてるんだ」
と思った経験はありませんか?
言葉って、生き物なんです。
例えば、友達が話していることが、自分がその友達に話したことで、
「それ、あなたに話したの、私だよ」
「あ、そうだったっけ」
というような経験も合わせて。
それって、自分が何の気なしに話した言葉が、その友達の中ではずっと生き続けていたってことですよね。
言葉は生き物であると同時に、一度放った言葉は取り返しがつかない。
だからもっと、言葉を大切にしようよっていうことを綴ります。
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目次
取り返しがつかない3つのもの
取り返しがつかない3つものもの。
なんだと思いますか?
子供の頃に読んだ漫画の中に出てきました。
取り返しがつかない3つものもの、
それは、
1.放たれた矢
2.過ぎ去った時間
そして、
3.語られた言葉
です。
失言って、誰でもしてしまう
気を付けていても、失言ってしてしまうものです。
「あー、言わなければ良かった」
とか、
「そういうつもりじゃなかったのに! 誤解されるようなこと言っちゃった!」
とか。
そんな時に、
「ごめんね、そういうつもりじゃなかったの」
と言える状況なら、まだいいです。
でも、謝って、
「いいよ、気にしてないよ」
と言ってもらえたとしても、放たれた言葉は取り返しがつきません。
それぞれの性格によりますが、もしかして、自分が悪意なく言った言葉が、相手の中では、
「あの時、××って言われた……」
とずっと残ってしまう可能性もあります。
それでも、
「悪意じゃなかったの、ごめんね」
って伝えてあれば、それほど月日が経っても、相手を傷つける言葉としては残らない……、とは思うのですが。
自分が悪意なく、よく使ってしまう言葉
以前にも書いたのですが、私が悪意なく、よく使ってしまう言葉があります。
「私、方向音痴なんですよ」
これ、悪意はひとかけらもないんです。
そして、本当に私は方向音痴で、初めての場所に行くときはドキドキして、プチパニックになってしまいます。
初めての場所じゃなくても迷ってしまうことがあり、あらかじめ場所を確認していてもドキドキすることがあります。
だからこそ、”悪意なく”言ってしまいます。
「私、方向音痴なんですよ」
これって、悪くとられると思いもしなかったことです。
むしろ、方向音痴でダメなんですよね、と自分を下げている言葉であって、笑い話で済むことかと。
「こんな簡単な道で間違えたんだー、ホント、方向音痴なんだねー」
で済む話だと思っていました。
ところが悪くとられることがあると気づく
自分が方向音痴で、いつもドキドキしているので、私はよく、
「方向音痴なんですよ」
と言ってしまいます。
「それ、よく言ってるよね」
と言われるくらいです。
ところがあるとき、気づきました。
この言葉が、相手を悪い気分にさせていることがあるっていうことに。
この言葉は時によって、
「こんなわかりにくい場所を指定しやがって」
というふうに、相手を非難する言葉になると気づきました。
「私、方向音痴なんですよ」
は、本当のことなのでいまだによく使ってしまう言葉ではありますが、使うときには気をつけるようにしています。
でも、気分を悪くしている人がいたらごめんなさい<(_ _)>
ホント、悪気はないんです。
私が実際、方向音痴なだけの話です。
明らかにトゲがあるだろーって言葉
自分でも、相手の気分を害する言葉を放っていることがあるのに言うのもなんですが、
明らかに、それは悪意でしょ!って言葉もありますよね。
例えば、
「頭おかしいね」
とか、
「意味不明でわけわかんないですね」
とか。
「みんながあなたの悪口を言っていましたよ」
とか、
「不細工ですね」
とか、
「気持ち悪いですね」
とか。
いや、お笑いのボケ担当だったらうれしいかもしれないけど、あとは、お互いの関係性や状況によると思いますが、
この状況で、それを言う?
ってこともあります。
それは、思っても言っちゃいけないことでしょ、子供の頃に習いませんでしたか?っていうこと。
同じことを言うのでも、表現を考える
言いづらいことを伝えなければならないこともあります。
そんな時は、表現方法を考えるようにしようと思います。
例えば、仕事のやり直しを頼むのでも、
「意味不明で全然ダメなので、やり直してください」
っていうのと、
「うーん、もう少し××のように工夫していただきたいのですが。お手数ですけど、修正していただけますか?」
というのは、同じ修正依頼でも全然違いますよね。
特にライターなど、モノカキの仕事をしていると、
「なぜ、言葉を扱うことを仕事にしているのに、言葉を大切にできないのか?」
と思ってしまうことも、しばしば。
自分にも言い聞かせたいことですが、
うん、自戒も込めて言っておきます。
言葉は時に、凶器にもなってしまう。だから、
もっと言葉を大切にしようよ、一度放った言葉は取り返しがつかないのだから。
自分が放った言葉が月日を経て、自分を救うという短編小説。フィクションです☆
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