少し前にTwitterでつぶやいたこと。
どうしても感謝を伝えたい人がいる。
相手にとって私の事情はどうでもいいことで、「伝えたい」のもエゴだってわかっているけど、やっぱりどうしても。
どうかどうかどうか、話せるチャンスがありますように。#職場
— mari_Ruca@ライター&占い師&ムビラ弾き (@Ruca_moon) 2019年6月5日
「お礼を言えるチャンスがありますようにー!」
と願ったら、本当にチャンスが訪れました。
そして、お礼の気持ちを伝えることができました!
今回は、その方がたぶん意識することなく、誠意を持って優しく接してくれたことで、自分が救われたーと、しみじみ思ったこと、そこから学んだことを綴ります。
あなたの何気ない誠意が、優しさが、もしかしたら誰かを救っているのかもしれませんよ?
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目次
派遣仕事を始めたとき、良い状態ではなかった
今年1月から、兼業で派遣仕事を始めました。
フルタイムではなく、週の半分くらい。
なぜ派遣仕事を始めたのか?
あらためて思い返すと、決してポジティブな理由からではありませんでした。
webライターを始めたものの……
2017年の初めに、私の派遣歴の中では一番長く続いた仕事の契約満了になりました。
「契約期間が終わると使い捨てのようにされる派遣の仕事でつないでいるのって、どうなんだろう……」
虚しさを感じた私は、今後の道を模索。
そしてクラウドソーシングの存在を知りました。
成功している方たちの体験談を読み、
「私もできるかも!」
と希望を持ちました。
朝起きてから夜寝るまで、パソコンに向かい続ける日々。
プライベートでは傷つくことが起きていましたが、それはそれと割り切り、
「とにかく今は仕事! やるしかない! これを必死にやることで見える世界があるはず!」
自分を鼓舞して、ひたすらパソコンのキーを打ち続けました。
成果を上げられず、自問自答
ところが、成功している方たちのように成果を上げることができず。
「このまま続けてていいの?」
自問自答を繰り返すことになります。
以前、書きましたが、あまりにも諦めが悪い自分に、もう一人の自分をぶつけてみるイメージを浮かべてみました。
つまり、諦めず悩んでいる自分にもう一人の自分が、
「もう才能ないんだから諦めなよ! もう諦めるって認めなさい!」
と責め続ける。
しかし、悩んでいる私は頑固で、責められても「わかりました、諦めます」って言わないんです。
なんでこんなに頑固なのだろう?
自分の中でも訳が分からない心境。
ところが、しばらくしたら悩んでいた私が、責める私にいきなり頭を下げたのです。(もちろんイメージの中で)
「あの! 私は才能ないし、能力ないし、このままやっても成果を上げられないかもしれません。でも、お願いです! もう少しだけ、がんばりたいんです。ダメかもしれないけれど、もう少しだけ。お願いです、がんばらせてください!」
お願いします、お願いします……、頭を下げ続ける私。
責める私は呆れてしまい、
「も~、そんなにやりたいなら、やってみれば」
と応えました。
ついに体が悲鳴を上げ、派遣仕事を始めることに
気持ちは「諦めたくない」「がんばりたい」だったのですが、体が悲鳴を上げ始めました。
体調悪い。
具体的には、原因不明の歯痛。
痛くて、夜も飛び起きてしまう。
眠れない。
家にある痛み止め、効かない。
歯医者さんに行っても治らない。
そして執筆のため、昼夜が完全に逆転してしまう。
たまに早朝、家から出るときの心地よさ。
だんだん、ボーッとしている時間が長くなる。やらなくてはならないことはあるのに。
体も、メンタルも限界だ……、と感じました。
完全に思考停止してしまったら大変なことになる。動けるうちに何とかしないと、と。
そこで私が考えたのが「フルタイムではない派遣仕事を入れること」でした。
受けている案件もあったため、ライティングもやりながら、外でも働き、昼夜逆転生活を強制的に直すしかない。
仕事を覚えるのに必死だったけれど、運が良かった
派遣を始めてみたら、細かいレギュレーションがある仕事。
ひたすら覚えるのに必死。
でも私の指導役になってくれた方が、とても優しくて、ていねいに教えてくれて、運が良かった。
一緒に入ったほかのスタッフは、ろくに教えてもらえず、わからないからミスをすると怒られ、初めは定時に帰らせてもらえていた私とは違い、残業もあったようです。
繁忙期要員として雇われたのに、繁忙期前には半分以上の同期スタッフが辞めていました。
私は気を遣っていただいて、繁忙期前までは残業なしで帰してもらえていました。
繁忙期に入ってでさえ、
「キリがいいところで、あがっていいですよ」
と、優しい言葉をかけていただいていました。
残業する場合、同じ派遣会社のスタッフはトイレ休憩以外なし、飲まず食わずで干からびそうになりながら、夜8時、9時、10時まで。
そりゃ、辞めるスタッフ続出しますよ……。
そして繁忙期が終わった
繁忙期中、夜9時前が最高に遅くまで残った私の記録。
そして繁忙期が終わり、スタッフは半分くらいに減らされました。
残業ありきの職場、流れている空気もきつくて、途中で辞めることを本気で考えたこともありましたが、なぜか繁忙期を終えても残れている私。
続けてこられたのは、質問を繰り返す私に優しく教えてくれ、ミスをもかばってくれていた指導係の方がいてくれたおかげです。
考えていて、あらためて思いました。
「決して良い精神状態ではない状況で始めた仕事。ここでまた嫌な目に遭っていたら、私、やばかったのでは……」
感謝の気持ちがあふれてきました。
派遣の職場は、いつそれきり会えなくなるかわからない。
私の契約も終わりそうだし、席が離れてしまった指導係の方も、いついなくなってしまうか……。
何気ない誠意が、優しさが、誰かを救っているかもしれない
とにかくお礼が言いたかった。
相手はお礼を言われたいとは思っていないだろうから、完全に私のエゴ。
わかっていたけれど、どうしてもお礼の気持ちを伝えたかった。
チャンスが訪れ、お礼を言えました!「もうすぐ契約期間が終わります。今までありがとうございました」と。
指導係の方は、私の派遣仕事を始めたころの良くなかった事情なんて知らないし、仕事だから責任感で優しく接してくださっていただけなのかもしれません。
でも、私は救われたんです。
本当は「運が良かった」という言葉では軽すぎる。助けてもらえた、救っていただけたんです。そこまでは重過ぎるので、伝えませんでしたが。
こんなふうに、当たり前のようにやっている、何気ない誠意が、優しさが、誰かを救うことがあるということ。
逆に、自分の何気ない行動に、傷ついたり、優しい気持ちになってもらえたりすることがあるのかもしれないということ。
だから私も言動には気を付け、誠意を忘れないようにしたいと、あらためて思いました。
またひとつ、学べました。感謝しかありません。
流れを変える、意識を変える☆
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