個人情報を扱う仕事を(も)しています。
そこで書類に記入してある名前が間違っていたということがありました。
仮に「マサヒコ」のところ「マサコ」と書いてあったということにします。
書き込む人が頭の中で「マサヒコ」と思いながら、「ヒ」が抜けてしまい、「マサコ」になってしまったのかもしれません。
修正すればいいだけのことだったので、たいした問題にはならなかったのですが、「マサヒコ」と「マサコ」……、と考えていたら、物語ができそうな思考がわきあがってきました。
今回はそのまま流してしまいそうな些細なことから物語ができる思考について書いてみます。
「そんなことを考える人はいない」と言われるかもしれませんが、そんなことを考えるのが私です。
どんなふうに物語ができていくのか、興味がある方は読んでみてください☆
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「マサヒコ」が「マサコ」と間違えられる
まず「マサヒコ」が「マサコ」と間違えられるシチュエーション(場面)が浮かびます。
わかりやすく、主人公を「マサヒコ」にしましょう。
主人公の「マサヒコ」が、予約を取ってあるビジネスホテルにチェックインしようとします。
名前を告げると、「マサコ様でご予約を承っていますが」と言われてしまいます。
予約の際に、名前を間違えたのではないかと、その場はおさまるのですが、同じようなことが立て続けに起こり始めるのです。
メールを受信したら、宛名が「マサコ」になっている。
知り合いと話をしていたら「マサコ」と名前を言い間違えられる。
さすがに立て続けに「マサコ」が出てきすぎて、主人公の「マサヒコ」は不思議な気持ちになります。
「マサコ」とは何者?
「マサヒコ」は「なんでこんなにマサコが出てくるんだ」と考えます。
では、「マサコ」とは何者なのか、思いついたいくつかのパターンを紹介します。
パターン(1)
実は「マサヒコ」の彼女の名前は「マサコ」。
あまりにも仲が良いので、「マサヒコ」と「マサコ」は一心同体のようになっていて、「マサヒコ」なのに「マサコ」と思われてしまう現象が起きた。
パターン(2)
実は「マサヒコ」は男装をしている女性。本名「マサコ」。
男装をして男性になりきっているつもりなのに、自分の中にある女性の「マサコ」がアピールしているため、接する人が「マサコ」と言い間違えてしまう。
パターン(3)
「マサヒコ」の元カノが「マサコ」。
「マサコ」は「マサヒコ」に未練があり、生霊のように「マサヒコ」につきまとっているため、接する人が「マサコ」と呼んでしまう。
パターン(4)
「マサヒコ」は実は犯罪者。
「マサコ」はその被害者。
未解決事件のため、この世にはいない「マサコ」の念が、気付いてほしくて「マサヒコ」に接する人にアピールしている。
ふぅ、キリがないので、このへんにしておきましょう。
「マサヒコ」を「マサコ」と勘違いする人たち
上記のパターンから、物語をどんどん発展させていくこともできます。
しかし今回は別角度からアプローチ。ここまでに登場した人物に意味を持たせてみましょう。
登場した人物、すなわち「マサヒコ」を「マサコ」と勘違いした人たち。
- 対応したホテルマン
- メールを送ってきた人
- 会った知り合い
この一見バラバラの人たち、実は全員つながっていたとしたらどうでしょう?
勘違いしたのではなく、「マサヒコ」を「マサコ」と呼ぶ理由があるとしたら?
「マサヒコ」を「マサコ」と呼んだ理由は?
では、上記の3人が全員つながっていて、名前を間違えたとします。
となると、「なぜ、そんなことをしたの?」という疑問がわきます。
次に「マサヒコ」を「マサコ」と呼んだ理由について考えてみます。
パターン(1)
名前間違いは実験だった。
3人はなんらかの研究チームに属しているメンバー。
「名前を立て続けに間違えられた人は、どう思うか?」という実験をしていた。
パターン(2)
3人は少し前に偶然同じ場所に居合わせた。
そこで未知のウィルスに感染。彼らの世界から「ヒ」が消えた。
そのため、「マサヒコ」は「マサコ」に。
パターン(3)
3人は「マサヒコ」によってひどい目に遭わされた「マサコ」の関係者。
「マサコ」のことを忘れている「マサヒコ」に、「マサコ」のことを思い出させるため、「マサコ」の名前を出した。
3人にはなんのつながりもない展開も
名前を間違えた3人にはつながりがあった!というのは、ベタな展開かもしれません。
描き方によっては、おもしろくなりそうですが。
逆に、3人にはまったくつながりがない展開も考えられます。
つながりはないけれど、「マサヒコ」を「マサコ」と間違える理由を3人それぞれ持っている。
3人には、それぞれ別の物語があるという展開。
ボリュームがある物語になりそうです。
些細なことから物語が生まれる
「マサヒコ」なのに「マサコ」と書き間違えられていたことから、私の脳内では(仕事中に)このような物語が展開されました。
考えた、というより、私には普通のこと。
扉が次々に開いていくイメージです。
止められない、やめられない。
子供の時から、こんな感じです。
ちなみに一瞬のうちに繰り広げられるので、仕事には支障がない、と思います。
今回は考えただけで、実際に小説は書きませんが(たぶん)、こんな思考回路で小説を書くこともあります。
今回の展開、もしも、万が一、「おもしろい!」って感じてくださる方がいたら、物語化してもらえたらうれしいです。
原案には私の名前を入れてくださいね~^^(ちゃっかり)
流れを変える、意識を変える☆
ライター、タロット占い師、ムビラ弾き♪
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