学生でなくなったらどうなるんだろうと思っていましたが、
私はすぐにアルバイトを始めることを決意しました。
学校に通わないなら働こうと自然に思ったのです。
そして、
「漫画家を目指すんだ」
と気持ちを新たにし、絵を学ぶべく専門学校に入学することに決めました。
バイトはその入学金を稼ぐためでもありました。
短大への入学金を無駄にしてしまったのだから、
親に頼らず、この入学金は自分で払おうと思ったのです。
地元の映画館で働く日々は、思いがけなく楽しいものになりました。
バイトを通して、自分が自分でいられる場所を見つけました。