「脳は騙(だま)されやすい」
「言葉の力は大きい」
上記の2つを、病院でのリハビリ中の実体験で検証しました。
そして試みた方法は、リハビリだけではなくて、日常生活にも活かせると感じました。
ネガティブワードで希望が叶う未来を失わないように、試してみた実体験をシェアします!
お金もかからず、心ひとつで未来が変わる。参考にしていただけたら幸いです!
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目次
リハビリ病院での歩く訓練
足の裏だけでバランスをとり、立つ。
難なくできていたときは当たり前のことでしたが、できなくなってみると大変なこと。
冷静に考えてみてください。身長よりもはるかに小さい足の裏だけで、縦長の体のバランスをとるなんて、本当はすごすぎること。
一時期、寝たきりだったので、リハビリで立つ訓練を始めたとき、バランスがとれなくて、立つのが怖くなっていました。
全身に痺れが残り、筋力も失われていたせいもあるのかもしれません。
(ちなみに、少しずつ回復しているけれど、今でも痺れは残ってます)
足の裏も痺れていて、立っても、ゴムボールを両足裏につけているみたいにふわふわしていて。
病院でのリハビリでは、最初平行棒を持って立つ訓練、そして歩行器で歩く訓練をしました。
↓歩行器って、こういうの。一歩ごとに上げ下げして前進。
平行棒を抜け出し、歩行器になったときはうれしかったけれど、少し経つと転びそうで怖くなってきたのです。
怖くなると、リハビリするのも憂鬱になってくる。
筋力が落ちているのは訓練するとしても、自分の心の弱さでリハビリに支障があるのはイヤでした。入院期間は限られています。最高の成果をあげなくては。
恐怖心をポジティブに変換
考えて、思いついたのが「脳は騙されやすい」ということ。
脳は騙されやすいから、それが真実ではなくても「××だ」と思い込むと、それが真実に思えてしまう。
そして試してみたのが、以下。
ならば、意識的に思い込みたいことを強く思い込めば、自分の脳をコントロールできるのではないか?
「歩行器で歩くの怖い」と思うと、
脳は勝手に「怖い」理由を育て始める。
「歩行器で歩くの怖い」
何故なら、
→転ぶかもしれないから
→転んだら痛いから
→転んだら怪我をするから
リハビリ中は訓練士さんがついているから転ぶことはないのに、「転んだ場合」を勝手に想像して恐怖心が大きくなってしまう。
ならば「怖い」を「楽しい」に無理やり置き替えたらどうだろう?
「歩行器で歩くの楽しい」
何故なら、
→歩くことは楽しいから
→歩けるようになったら楽しいから
→歩けるようになったら、いろいろなところに行けるから
というふうにならないだろうか??
よし、やってみよう!
具体的には、歩行器で訓練中「怖い」と頭に浮かびそうになったら「楽しい」をかぶせて、打ち消しました。
あとは、歩くときの「イチ、ニッ」の掛け声を(心の中で)「たの、しい」に変えました。
その結果――・・・
びっくり!!
本当に恐怖心が消えたのです!!
怖いどころか、楽しくてニヤニヤするほどに!! 実際に転びそうになってもニヤけているくらいに!!
本当に、脳は単純。思い込み大事。言葉のチカラおそるべし。
ここの注意点は、言い聞かせる言葉を「怖くない」とかにしないこと。
否定しているようでも「怖」という言葉が強くアピールしてきて、「怖い」と同じになってしまうから。
この体験は、noteでも書いてます↓
また、今回は「不要な恐怖心」の打ち消し方ですが「必要な恐怖心」もあるので、すべてを打ち消せば良いというものではないと思います。
不可能を可能にする
手術後の寝たきりのとき、大学病院の相談員に「今後どうしたいか」と聞かれたので、
「自活(一人暮らし)」
と口パクで答えました。口パクだったのは、呼吸器で声が出せなかったため。
相談員は顔を曇らせました。たぶん「無理」だと思ったのでしょう。
リハビリ病院に転院してからの主治医との面談でも、
「家に帰りたい」
と答えたところ、微妙な空気が流れました。
状況的に「施設に入る(自活は無理)」だと思えたのでしょう。
でも私は、良くなることしか考えませんでした。
落ち込みそうになりそうなこともありましたが・・・。
これは当時twitterで書いたこと。↓
先のこと考えすぎても無駄。ましてや、不確定な先のことを悪く考えて不安になり、今に差し支えるなら、考えなくていい。
今、大切なのは、今、折れずに希望を持って、前向きな気持ちで頑張ること。 その「今」の繋がりが「未来」をつくるのだから。
前向きに切り替えて「ひたすら良くなることを考え続けて」、
退院時には車椅子から立ち、両手杖を使い、一人暮らしの我が家へ帰ってきました。
まだリハビリ中ではありますが、良くなってきています。
「ひたすら良くなること」を脳に言い聞かせ続けたおかげもあって、不可能を可能にできたのだと思います。
生き抜けて良かったと思いたい
とはいえ、ネガティブになることもあります。
入院中に入院仲間が話していたこと。
「帰ってこなければ良かったって、家族に思われたくないんですよね」
冗談半分で言っているのかなって思っていたのですが、今思うと、本気だったのだろうなって思います。
家族に介護が必要な人が出たら、プレッシャーを感じて気が重たくなって、
「ずっと入院していてくれないか」「介護付きの施設に入ってくれないか」
と思ってしまう家族もいるでしょう。
それは決して介護ができない家族が悪いのではないと思います。
だって介護って大変だもの。
慣れない介護をして、家族も本人もつらい想いをするのなら、負担を背負い込まず、プロに任せたほうが良いと思うのは正解だと思います。
だから、病院でリハビリして退院して社会復帰を目指している場合、家に帰りたいし、
「帰ってこなければ良かったのに」
と家族に思われないほどに、回復したいのは本音だったのでしょう。
私ももっと回復して「生きていて良かった」と思いたいですもん。
先日、気分が沈んでいて、ハッとネガティブ思考にとらわれている自分に気づきました。
今の私には必要ない思考だったので振り払い、ポジティブイメージを描いたところ、
なんだかすごーく身軽になり、周りが明るく見えるようになった気がします。ホント、脳は単純。それと、私、思い込み強すぎるのかも。
体の調子も良くなって、今まで考えていても答えが出なかった「歩きやすくなるコツ」までつかめた気がしています。
まあ、なんであれ、思い込み激しいタイプならば大いに前向きにポジティブワードを言い聞かせて、ぐんぐん上向きになっていきます。
寝たきりから頑張ってここまできたのだから、「生き抜けて良かった」と思いたい。絶対なんていないって言うけど、思いたい、絶対。
脳は騙されやすいから、ポジティブワードを言い聞かせたら、望み通りの心になれる。
そして体は心についてくる。
実体験で検証済みの上、お金もかからない方法なので、騙されたと思って試してみてくださいませ!
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