今までの職場で、ちょっとイラストを描けることで重宝がられたことがあります。
喜んでもらえて、うれしかったです。
絵を学んでいたこともあるので、絵が苦手な人の中だと「描ける人」になれるんですね。
今回は、プロではないので「素人くさい」ということ、でも素人くささも個性なのではないかと思ったことについて綴ります。
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目次
「素人くさい」と言われてショックだった
重宝がられた経験があるので、少し自信を持っていました。
あるとき職場で、営業の人と、ある商品を売り場に置くのに、
「ポップがあったほうがわかりやすいのではないか」
という話になりました。
売り場における「ポップ」というのは、例えば「お買い得!」「人気NO.1!」などなど、商品をアピールするカード。
手書き文字で、イラストも入っていることが多いです。
私は売上に貢献できるのならと、ポップを作りました。自画自賛だけれど、なかなか可愛い仕上がり。
ところが、営業の人が売り場に持って行った感想を聞くと――
「うーん、なんか素人くさいって言われちゃった」
ショックでした。
「素人くさい」という言葉、プロから鼻で笑われちゃったような気がして。
(絵を仕事にしているわけではない)素人なのだから、素人くさくて当たり前なのですが。
でも、売上に貢献できるようにと心を込めて描いたのに。
「でも、読者は素人でしょ」
それ以来、「素人くさい」ということに敏感になってしまった気がします。
絵もデザインも文章も。
自費出版した小説を読んでくれた「絶対にお世辞は言わない」という知人が、その小説を誉めてくれたことがありました。
嬉しかったのですが、
「でも私のは、どうも玄人受けしないんですよね」
と返しました。
知人曰く、
「でもさ、読者はみんな素人なんじゃない?」
確かに!
読者は素人なのだから、玄人に受けなくても、素人受けすればいい。
特に今は、映像も文章も自分発信ができるようになりました。
玄人の評価を得られなくても、創るものに魅力があれば、勝負できる時代。
「素人くさい」作品を評価する人もいる
以前、知人が売ろうとした商品のパッケージが、あまりにも素人くさい仕上がりだったことがありました。
色合い、縦横比、デザイン。
私が見ても、素人くさかった。
「これでは売り物にならない」
知人は、あらためてパッケージデザインの発注をして販売することに。
しかしそのとき、
「作り直す前のデザインのほうが、味があっていいね」
という人が何人かいました。
「2つのパッケージが並んでいたら、こっち(作り直す前)を買う」
と。
私自身、手作り感あふれているものが好きなので、例え素人くさくても、きれいにまとまっていないデザインのものが好きなことがあります。
素人くさいデザインに遭遇
先日、某所で見せてもらったパンフレットが、とても素人くさい出来でした。素材は良かったのですが。
いかにも合成といったような写真、どぎつい色合い。
一緒に見ていた人も、
「ちょっと残念な感じなんですよね」
と言うので、
「そうですねー、うーん、もう少し字も読みやすくしたほうが……」
私も素人くささに同意しました。
でも同じ場に、「そう? いいと思うけど」という人がいて、後からよく考えて反省。
プロっぽくない、素人くさいものが好みという人もいるんです。
それが、ひとつの味になることがあるんです。
だから「素人くさい」を、良し悪しの判断基準にするのは違うなって思いました。
今や、玄人の評価を得なくても、素人が世に出ていける時代。
そして、素人くさいもののほうが好みという人が、少なからず、いる。
ということは、もう答えはひとつじゃないですか?
「素人くさい」のも、また個性。むしろ、素人くささを活かしていけ!
変にプロっぽく、きれいにまとめることはない。
もちろん、提供する側として、害になるようなものを創り出してはダメですけど。
価値観も評価も好みも、変動期なのかもしれませんね。
流れを変える、意識を変える☆
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