自由に自分らしく生きていく

緊急入院を経てやっと自分らしく生きられるようになりました。体験からの学びをシェアすることが、少しでも生き苦しさから放たれ、自由に自分らしく生きていくことのお役にたてたら幸いです。☆寝たきりから回復中ライター・校閲、心理カウンセラー、ムビラ弾き♪

思うこと

力の入れどころを間違ってはいないだろうか

投稿日:

「力の入れどころを間違っているんじゃないかなあ」

と思うことが多くありました。

自分では必死にやっているつもりが、手応えなし。

「はー、疲れた」と一息ついて周りを見渡すと、一歩も進めていないことに愕然とする。

まるでチェーンが外れた自転車を夢中でこいでいる感じ。

 

そんな想いをしてきた私が、「力の入れどころが間違っているのではないか」について綴ります。

結論からいうと、必死に取り組むことに無駄はない、客観性を持つことが大切、です。



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口下手な男性がディベートにハマる

口下手なことを悩んでいる男性がいました。仮にAさんとします。

口数が少ないというより、話をうまくまとめられないというようなことを悩んでいるようでした。

確かに話しているうちにどんどん脱線して、何の話かわからなくなり、また最初に戻り同じ話を繰り返してしまうといったような様子だったと思います。

 

Aさんはディベートのサークル(セミナー?)に参加することを決意。

そしてAさんは変わりました。

それまで自信なさそうだったのに、自信満々に強い口調で自論を述べるようになったのです。

 

ちなみにディベートとは……

ディベート(debate)とは、ある公的な主題について異なる立場に分かれ議論することをいう(広義のディベート)。討論(会)とも呼ばれている。

wikipediaより

 

Aさんが参加していたところでは、ディベート大会をして意見を戦わせていたようです。

自分側の正当性を主張して、相手側を否定する。

ディベート体験の成果で、自信がなさそうだった態度は消え、本人も成果に満足していたようでした。

ところが。

前からAさんを知っていた人たちからの評価は低かったのです。

「ディベート、やめたほうがいいんじゃないか」

と言われてしまうほど。

Aさん、自論を一方的にまくしたてるようになってしまったんですね。

相手の意見を理論でねじ伏せようとするので、接しているとうんざりしてしまう。

Aさんは既婚者でお子さんもいましたが、家庭にもディベートを持ちこんで家族仲がギクシャクしてしまったとのこと。

口下手だというコンプレックスを克服し、自信が持てるようになったのは良かったとは思うのですが。。

 

その後のことは聞いていません。どうなったのでしょう。

代替わりした経営者とうまく付き合おうとした男性

「先代の社長のお気に入りだったんだ」

とBさんは言いました。

ところが代替わりして、社長の息子さんが経営者になったところ、つらい状況になってしまったと。

どうやら新社長は、先代に気に入られていたBさんを面白く思っていなかったらしいです。

 

Bさんは新社長とうまくやるべく、コミュニケーション術を学んだり、さまざまな方法を試したりしました。

事態は変わらず、病んでしまいそうになったと。

既婚者でお子さんもいたBさん。

見かねた家族から、

「もういいよ。もう頑張らなくていいから」

と言われ、会社を辞めることにしたそうです。

転職することになったと告げるBさんは、肩の荷を下ろして、晴れ晴れとした表情をしていたと記憶しています。

Aさん、Bさんは力の入れどころを間違えたのか?

Aさんはコンプレックスを克服するために頑張りました。

本人は満足した成果を得られたと感じていたようですが、周りからは「前のAさんのほうが良かった」と言われてしまった。

 

Bさんは思いつく限りのことをやってみたものの、病むほどの状態になってしまい、結局目的は果たせず、会社を去ることになってしまった。

 

Aさんは、コンプレックスを克服しようとしなければよかったのでしょうか。

Bさんは、新社長とうまくやろうなんて思わず、さっさと転職すればよかったのでしょうか。

 

……私は「思ったようにならなかったのだから、最初からやらなければよかったのに」とは思いません。

直面している問題を解決するため、思いつくことをやってみる。それがうまくいくかいかないかなんて、やってみなければわからないことじゃないですか?

なにもやらないで文句だけ言っているより、ずっと素晴らしいです。

 

でも、大切なのは「客観性」を持つこと。

自分がやっていることがどうなのか、このまま続けていく価値があるのか、見極める客観性。

Aさんの例だと「この調子で続けていると、人間関係が破綻してしまう」と気づくこと。

Bさんの例だと「病んでしまう前に、切り替えよう」と気づくこと。

「必死に取り組むこと」と「客観性」

AさんとBさんの例を出しましたが、冒頭にも書いたように私にもあります。

「力の入れどころを間違えているんじゃないかなあ」

と思うこと。

でも最近は多少、勘が働くようになって、

「頑張るぞぉぉぉ!」

と思ったときに、

”いや、コレ、そこまで頑張らなくていいから”

どこからともなくアドバイスされるような気になることがあります。

「そんなぁ! 頑張りたい!」

”だから、そこまで頑張らなくていいって”

なんて、勘?とのやり取り。

 

「頑張らなくていい」と言われても、頑張りたいことは頑張ります。

でも、結局空回りみたいなことになったとき、「そういえば、それほど頑張らなくていいって言われていたっけ」と思うと、ダメージも小さくて済みます。

力が入りがちな私には、そういったどこからともなくのアドバイス、必要なのかな。

 

あとは、「迷ったら原点に戻る」こと。

道に迷った挙句、一体、何を目指していたのかわからなくならないように、迷ったら一旦原点に戻って、「何がしたかったんだっけ?」と確認すること。

↓この記事、参考にしていただければ。

 

そして思ったような展開にならなかったとしても、必死に取り組んだことは底力になり蓄積されていきます。唯一無二の自分だけの経験にもなります。

その経験を持っているからこそ、つかめるチャンスもあるかもしれません。

それは、必死に取り組まなければ得られないことです。

 

客観性を持っていれば、「明らかに力の入れどころを間違えている」なら、すぐに気づけます。

 

結論をもう一度、繰り返します。

  • 力の入れどころが間違っているかなんて、やってみなければわからない
  • 必死に取り組んだことは無駄にはならない
  • 熱く取り組みながら、冷静に自分を客観的に見ることが大切

そして、もうひとつ繰り返し。

迷ったら、原点に戻って進む道を再確認しましょう!

 

流れを変える、意識を変える☆
書いて描いて弾いて占います。
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