自由に自分らしく生きていく

緊急入院を経てやっと自分らしく生きられるようになりました。体験からの学びをシェアすることが、少しでも生き苦しさから放たれ、自由に自分らしく生きていくことのお役にたてたら幸いです。☆寝たきりから回復中ライター・校閲、心理カウンセラー、ムビラ弾き♪

日々 思うこと

【今だから明かす】お金のからくりを実感したお話

投稿日:

詳細を断定されたくないので、いきなり曖昧にします。何年か前のエピソードです。

派遣の仕事をしていて、「なるほど~、お金はそうやって世の中を回っているのか~」と納得してしまったことがありました。

 

何年か経ったから、もう明かしてもいいでしょ、というわけで、”お金のからくりを実感したお話”です!



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急きょ決まった派遣の仕事

数年前のこと。

派遣先の仕事が予定より早く終わってしまい(派遣あるある)、次の業務スタートが予定より半月ほど延期になりました(派遣あるある)。

仕事を途切らせたくなかったので延期になった業務は断ろうとしたのですが、連絡をしてくるはずの担当者と連絡がとれない(派遣あるある)。

待っていられなかった私は他の派遣会社の募集を見て、説明を聞きに行くことに。

そこで「ご希望のお仕事はスタートが先になりますが、すぐに始められるお仕事がありますよ」と言われました。

土日を挟んで、来週月曜日から働けると。

内容を聞いたところ、できそうな仕事だったので受けることに。

 

上記の流れで、ほかの仕事の応募のために行った派遣会社で、急きょ決まった仕事がスタートしました。(延期になった仕事は断りました)

仕事量の割に、毎週、スタッフが入ってくる

初日は所定の場所で研修。

翌日から現場に入りました。

 

現場に入ってから、一緒に入った新人スタッフたちが座っているところに派遣の先輩が来てくれて、また研修を受けました。

次の日も同じように研修。

なぜかその次の日も研修を受け、入ってから1週間は研修を受け続けました。

余裕が出てくると、周りで仕事をしているスタッフたちの様子が見えてきました。

私たち新人が感じたこと。「みんな、仕事してなくない?」

 

私たちより先に入ったスタッフたち、午前中の数時間は仕事に取り組んでいる様子。

ところが、午後からは何もせず、ぼんやり机に向かっているだけに見える……。

 

そこには100人程度のスタッフが勤めていました。しかし、発表されるその日にこなさないといけない仕事が、人数に比べるとかなり少ない件数。

それほど難しくはない仕事を数人がかりでこなしている。というか、1人が仕事をしているのを、数人のスタッフが(意味不明に)見学しているという状態。

仕事がないのに、私たちが入ってから1週間経つと、次の新人たちが入ってきました。

仕事をしているフリを指示される

「次の新人が入ってきたら、いよいよ仕事ができるかも?」

と期待しましたが、そんなスムーズな流れにはなりませんでした。

ほかのスタッフが仕事をしているところを見学しているだけ、別のスタッフは、次の新人に交じって、また研修を受けることを命じられていました。

「いやー、また同じ研修受けちゃいましたよー」

とか、いやはや、どうなってるの……。

 

週が変わると、新人が送り込まれてくる。しかし、こなす仕事はない。

机に向かっているだけなので、だんだん気が遠くなってきて、うつらうつらしてしまう。

しまった! 居眠りしちゃった!

焦って見回すと、周りも居眠り。

 

たまに、雇われている企業の担当者が様子を見に来ることがありました。

「仕事をやっているフリをして!」

と指示をされました。

「仕事がないと思われないように。予算もらえなくなっちゃうよ? 仕事がなくなったら困るでしょ?」と。

お金のからくりを知る

いるだけでお金をもらえるからラク、という考え方もあります。

しかし朝早くに出てきて、「いるだけ」の日々にうんざりでした。

やりがいも感じられない。自分がダメになっていく気がする。

 

「なんで仕事がないのに、次々に新人が入ってくるのかな。この仕事、おかしくない?」

私の疑問に、同僚が答えてくれました。

「この仕事をするのに、これだけのスタッフが必要だっていうことにしないと国から予算がもらえないから。だからスタッフの頭数だけ増やして、仕事が大変なフリをしているの。国からもらえる予算が私たちの給料になって、でも国が出している予算は私たちが納めている税金なの」

……ひー、お金は天下のまわりもの、ってこういうこと?

つまり、自分たちは仕事していないのに給料もらえているけれど、その給料の元は私たちが納めている税金。そうやって、くるくるお金は回っている。

思うより先に辞退していた

とにかくスタッフの頭数を揃えなくてはならなかったらしく、試用期間の1か月を終えると更新の打診がきます。

通ってきているだけで給料がもらえる(安かったけれど)。

考えようによっては、ラッキーです。

実際に喜んで通っている人もいました。

例えば、ほかにやっていることがあって、職場は休息の場と考えている人には都合のいい職場だったと思います。

穏やかな人たちばかりで、人間関係のトラブルもなさそうでしたし。

 

毎日通うだけの仕事にうんざりしながらも、少し悩みました。

「いるだけで給料がもらえるラッキーな職場を辞めるのは、もったいないのでは?」

 

そして、派遣会社の担当者がやってきました。「更新のお話がきていますが、どうしますか? 続けられそうですか?」

「せっかくの更新のお話ですけど、申し訳ないのですが……」

驚きました。続けるか辞めるか、悩んでいたはずなのに、口が勝手に動いて断っていました。

やっぱり納得できない仕事はできない。

今もお金はこうして回っている、のかも

上記は数年前のエピソードですが、今でも同じようにお金は世の中を回っているのかもしれません。いえ、回っているのでしょう。

私は「おかしい!」と声高に主張するつもりはありません。

そういうものなのかもしれないな、と思ってしまっています。

 

でも、こういうのもアリでいいけれど、がんばっていて苦しんでいる人たちのところには回っていかないのはおかしい。

 

私が改めて実感した「お金の回り方(からくり)」が、これからを考えていく参考になれば幸いです。よろしければ、一緒に考えていきましょう!



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