「人生は思い描いたとおりになる」
「失敗するのは、イメージするチカラが足りないからだ」
と世間では言われることがあります。
確かに一理あるのかもしれませんが、そんな思った通り、予想した通りになるものでもないですよ、と思ったお話。
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目次
待ち合わせ時間に遅刻しそうだった
何年も前のこと。
会社帰りに友達と待ち合わせをしていた私は、約束の時間に遅れてしまいそうだったので焦っていました。
電車を降り、ホームを駆け抜け、階段を駆け上がり――、
乗り越した分の精算を精算機でしなくてはならなかったので、精算機に向かって走りました。
2台の精算機のどちらを選ぶか?
息を切らして着いたそこには、2台の精算機が並んでいました。
両方とも、並んでいる人が2人くらいずつ。
急いでいた私はとっさに、どちらの精算機に並んだほうが、より早く精算を終えることができるだろうか?と頭をフル回転させました。
1台の精算機のほうを見ると、1人目が精算を終えた様子で、次に並んでいる年配の男性が手に精算用のカードを持っているのが見えました。
『こっちだ!』
素早く判断しました。
現金を数えながら精算するより、カードで精算する人のほうが絶対早く終わると思ったからです。
我ながら、完璧な判断でした。
その後、起きた予想外の出来事とは?
選んだ精算機の列に並び、精算用の現金をお財布から出し、
「さて、そろそろ順番かな」
と顔を上げると、前に並んでいるカードを持った年配の男性が、まだ精算中でした。
男性「あれ? あれ? あ、そうか」
どうやらカードの使い方を間違えて、手こずっていた様子。
年配の男性が精算を終える頃には、隣の精算機のほうは、私よりも後に並んだ人ですら、精算を終えて立ち去っていました。
完璧だったはずの選択も判断ミスとなる
頭にきたどころか、笑いがこみ上げてきました。
だって、とっさに完璧な判断をしたつもりだったんです。自分の間違いない選択に得意になっていたんです。
そして、思いました。物事って、こんなことですら、思った通りにはいかないんだ、って。
どちらの精算機に並んだほうが、より早く精算を終えられるか?
二択です。当たる確率は2分の1。
こんな単純なことですら、思ったようにはならない。思いがけない展開になってしまう。
明日なにが起こるかわからないから一生懸命!
物事は予想通り、思った通りにはいかない。
2台のうち、どちらに並ぶかすら予想がはずれるのだから、もっと大きなことに対する予想がはずれたり、思いがけないことが起こってしまうのも当たり前。
世界は自分を中心に回っているわけではない。
でもね、
逆に、予想通りにいかないから、明日なにが起こるかわからないから一生懸命になれるのです。
今までうまくいっていたことが明日壊れてしまうかも、というネガティブな方向にも考えられるけれど、今までうまくいっていなかったことが明日はうまくいくかもしれない。新たな可能性が生まれるかもしれない。
今が幸せなら、その幸せに感謝してかみしめて、
今がつらいなら、明日は笑って過ごせますように。
人生は、なにが起こるかわからない。
だって、2台の精算機のどちらに並ぶべきかということすら、予想通りにはいかないのですから。
そして思いがけない展開になってしまった場合、どう対処するか、心の柔軟性を持つことがとても大切。
悪いことが起きても落ち込みすぎないように、
良いことが起きても調子に乗りすぎないように。
明日もがんばろうぜ って笑って歩き出す
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