少し前にある方のtweetを見て、
「それはね、心はナマモノだからです」
とコメントしようかと思いました。
でも「知り合いでもないのに、いきなりコメントするのもね……」と変な遠慮をしてしまい、コメントはしませんでした。
コメントし損ねたということもあり、このブログで「心がナマモノ」な件について書こうと思います!
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目次
元のtweetはたぶん……
しかし肝心の、元のtweetがどんなものだったのか、忘れました;
コメントしようとした「それはね、心はナマモノだからです」から想像するに、たぶん、
「なぜ人は心変わりするのだろう」
とか、
「すぐに飽きてしまう人の気持ちがわからない」
などかなあと思います。
心はナマモノだから、あるとき「やる気満々」になっても、なにかのきっかけでやる気を失ってしまうこともある。
「大好き!」と思っていたものへの興味が失せ、逆に「大嫌い」になってしまうこともある。
反対に、興味がなかったことにいきなり火がついて、知りたくてたまらなくなることもある。
そう、タイトルにした通り、
心はナマモノなので、熟成もするし腐敗もするのです!
いきなり激しい怒りがこみ上げた経験
「心はナマモノだから、急に心変わりすることもあるんですよ」
と言われれば、
「そうかもね」
と思うかもしれませんが、説得力がないので具体的な例をあげます。
私自身の経験です。
ある信頼していた方がいました。
目上の方でしたが、理知的な方で話していても楽しく、一緒に食事に行ったり飲みに行ったりすると語り合いが止まらないくらいでした。
あるとき、いつものように食事に行く約束をして落ち合うことに。
楽しく会話をしながら食事をして、精算することになったとき、それは起きました。
その方とは、いつも割り勘の関係。
上下関係のない付き合いだったので、当然のように。
ところがそのとき、その方が、
「今回は奢る」
と言って、全部払ってくれたんです。
不思議に思った私が、
「なんでですか? 払いますよ」
と言っても、
「いいからいいから!」
と言って払わせてくれません。
当時、私は派遣社員生活を始めたものの、安い時給の仕事しかないという話を打ち明けていました。
だから、その方は奢ってくれたのだと思います。
「収入が少ないのを気遣ってくれたんだ。ありがたい……」
と、私が感謝したと思います?
NO!
感謝の気持ちなど、ちっとも、ちぃーーーーーーっともわきませんでした。
私の中でこみ上げたのは、激しい怒りです。
「外食をするお金もないのなら、一緒に食事する約束なんてしない。外食をするお金くらいある。だから今日は楽しみに出てきたのに」
怒りの正体は、↓この気持ちです。
「私は物乞いじゃないわい!!!!!」
たいした金額ではなかったのですが、どうしても払わせてもらえず、怒りがおさまることなく、奢ってもらったにもかかわらず、お礼すら言えませんでした。
怒りというより、正確には私は傷ついたのです。対等な関係で接してきたのに「憐れみを受けた」ような気がして。
帰りの電車の中で、「どうしよう」と混乱しました。
信頼してきた方なのに。たくさんいろいろな話ができて、いいお付き合いをしてきたのに。
怒りがおさまらない。
もう、今までのようには付き合えない。
時とともに、怒りが消える
せっかくいい関係を続けてきたのに、今後会うことも連絡しあうこともないかもしれないと思いました。
でもそのことを「寂しいな」と感じました。それくらい、信頼していたし、数少ないさまざまなことについて語り合える存在だったからです。
おさまらない怒りを抱えて、私は混乱していました。
会うことも連絡を取り合うこともないまま、時は過ぎ、そして――
きっかけは思い出せないのですが、ゆるりと、怒りが氷解する瞬間が訪れました。
「また会いましょう」という話に自然になり、会って楽しく食事をしながら語り合い。
「もしも、また奢られるようなことになったらどうしよう」
と思いましたが、きちんと割り勘をしました。
頭がいい方なので、薄々私の怒りに気づいていたのではないかと思います。
奢ってもらってうれしい人ばかりではない、
状況によっては、奢られることで傷つく人もいる。
こんな感情になるのは私だけかと思いました。
しかし、ある友達に話したところ、「すごくわかる!」と返ってきたので、特殊ケースではないようです。
収入が少ないときに奢ってもらって喜ぶ人ばかりではないということ、知識としてインプットしておいてもいいかなと思います。
私の場合は奢られること自体がイヤなのではありません。「お祝い」や「お礼」などの奢り、本当に困っているときの助けだったら素直に感謝できると思います。
心はナマモノだから扱いに気をつけて
コンピュータだったら、インプットした情報は変更するまで変わることはないでしょう。
だけど人の心はナマモノです。
なにもないところから想いが育っていくこともあれば、「絶対」と思っていたことが崩れていくこともあります。
「こんな感情が自分の中にあるなんて思わなかった」
と意外な発見をすることも。
自分の心だけではなく、接している相手の心もナマモノ。
今まで好意を持たれていたからといって、今後も絶対変わることがないとは言い切れません。
今まで認められていなかったからといって、今後も認められないなんてこともありません。
誠実な気持ちで固く結ばれた約束が、やぶられることがないとも言えません。
心はデリケートなナマモノだから、その都度、様子を見ながら、大切に扱っていく必要があります。
「あれほど熱心に取り組んでいたのに、なんで飽きるのかな?」
「なんで心は変わるのかな?」
そのこたえは――、「心は、取り扱い注意のナマモノだからです!」
流れを変える、意識を変える☆
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