先日、会話の中に、
「そんなことをいつまでも気にするほうがおかしい」
「いや、傷つくほうが悪いっていうのは違うんだ」
というやり取りが出てきて、うんうん、確かにと思いました。
そしてなんだか、そういうふうに思う人がいるということに安心しました。
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目次
同じ言葉でも傷つく人と傷つかない人がいる
言いたいことを言いあって、スッキリする人たちもいます。
言われて傷ついてしまう人もいます。
どちらのタイプでもいいと思いますが、忘れてはいけないのは、傷つく人もいて、それを「傷つくほうが悪い」と片付けてしまわないこと。
例えば同じ環境で育って、同じ言葉を言われても、気にしない人と、それが心の傷になって残ってしまう人がいます。
「他の人は大丈夫なのに、傷ついてしまう自分が悪いんだ」
と自分を責めてしまう人もいます。
責めてしまう気持ちもわかります。私にもそういう部分があるから。
でも傷ついてしまう人が悪いわけではない、だから自分を責めないで欲しいといいたいです。
実際に職場であったこと
以前、勤めていた職場は男性ばかりで、みんな言いたい放題でした。
根は良い人たちだとわかっていたので、なにを言われても冗談で返していましたが、私がその職場を辞めた後、入ってきた女性が、
「〇〇さん(私の名前)は、こんな状況で耐えていたんですか? もう耐えられないです!」
という言葉を残し、パワハラとセクハラを上司に訴えて、早々に辞めてしまったそうです。
パワハラ疑惑とセクハラ疑惑をかけられた直属の上司は、かなり落ち込んでいたとのことでした。
私はその職場で、なにも耐えていません。
でも私が笑いながら流せていたことで傷ついてしまった彼女のことを、責めることもできません。
私は気にもしなかったことで、彼女は会社を辞めるほどに傷ついてしまったということ。性格の違いもあるのでしょうが、傷ついたという彼女を、どうして責めることができるでしょうか。
傷ついてしまうことで罪悪感を持つ
誰かに傷つけられた場合、
「××に傷つけられた! ××嫌い!」
と思う人が多いでしょう。
でも傷ついたことで罪悪感を持ってしまうこともあります。つまり、
「こんなことで傷つく自分が悪い」
と。
または相手にこんなことを言わせる自分に原因があるのではないか、自分が悪いのではないか、と。
もう1回言います。傷つくほうが悪いというのは違います。傷つくことが悪いわけではありません。
心を鍛える
相手を責めるだけではなく、自分にも非があったのではないかと考える心はステキだと思います。
反省し、それを教訓にすることで、人は成長するからです。
でも自分を責めすぎて、深く落ち込んだままになってしまうのは良くありません。
人間はみな、弱いものだと思いますが、「強くなろう」と心がけるようにしましょう。
「心は筋トレをするようには鍛えられない」
と言ったのは、今、話題になっている貴の花親方が現役の頃だったと思います。
身体のどこかを鍛えようと思ったら、そこを鍛えるトレーニングをすればいいのですが、
「心を鍛えることだけが、心を鍛えることではない。心を強くしていくには、いろいろな場に行き、いろいろな状況に対応していくこと。さまざまな場を踏み、人と接していくことで、心が鍛えられ、強くなっていく」
心を鍛えるためには、いろいろな体験をしていくこと。それらに対処していくこと。
言葉に気をつけ、心を強くしていく
自分が受け身のことだけではなく、不用意な言葉で相手を傷つけてしまうこともあります。
気をつけていても、気をつけていても、起こってしまいます(><)
なんでそんなふうにとられてしまうんだ!と呆然とすることもあります。
失敗して落ち込んでいるだけではなく、そこから学び、繰り返さないようにすることを心がけるようにしたいです。
そして誰かからぶつけられる言葉に傷ついたままにならないように、心を強くしていきたいです。
うん、強くなろうと願う心を持とう。
↓以前、書いた短編小説です。『この世には強い人間なんていない。弱いままでいいという人間と、強くなりたいと願う人間がいるだけだ』
「それぞれの20年」
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お話に救われます!性被害の法律相談中なんですが、被害者が何度も自殺未遂をするほど大切な問題なのに、安易に加害者の味方をする人も世間にはあまりにも多すぎて、なかなかバランスのとれた法整備にならないのです。個人的にまだまだ辛いですね。上下の問題ではなく、回復の知識量が多い人は回復しやすく、知識の仕入れ中ならマイペースで、というくらいの違いなんです。それを加害者が誤解して、傷つくほうが無価値だなど罵り、そんな人がのうのう過ごしている、私には歪んで見えるんですね。記事も参考にします!
コメントありがとうございます。
被害者を傷つけるような言葉は真に受ける必要ないと思います。
(残念ながら、世間には理不尽なことも多いものですね。。)
心を守るように過ごされてくださいね。